研究課題/領域番号 |
19K11501
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
好士 亮介 日本大学, 歯学部, 専任講師 (80453877)
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研究分担者 |
月村 直樹 日本大学, 歯学部, 准教授 (10301558)
菅野 直之 日本大学, 歯学部, 准教授 (30246904)
紙本 篤 日本大学, 歯学部, 准教授 (30386114)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 女性アスリート / 月経周期 / 口腔内環境 / スポーツ選手 / 口腔清掃状態 / 口腔環境 / 競技パフォーマンス / 免疫機能 |
研究開始時の研究の概要 |
口腔環境が不良であると、う蝕や歯周病による歯の欠損が増加し、その結果として咬合状態の不均衡を来たし、体幹バランスへ影響する。また免疫機能も低下傾向になる。さらに女性アスリートは月経周期に伴うホルモン変化により、身体的コンディションや口腔環境が影響を受ける。 本研究では、女性アスリートの口腔環境と月経周期の関連性を解明し、口腔の健康維持管理が身体のコンディション向上に寄与するかを調査し、女性アスリートの体調管理の新たなアプローチ法の確立が模索する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は月経周期が女性アスリートの口腔内環境に及ぼす影響を検討することである。女性アスリートの口腔内環境を調査した結果、う蝕経験や歯周ポケットの状態は良好であったが、歯肉の炎症や不良な口腔清掃状態が認められた。また、口腔内のトラブルが原因により競技に支障が出た経験や咬合能力の低下も認められ、予防等の口腔内環境への意識は低いことが判明した。卵胞期と黄体期での比較では有意差は認められなかったが、個別に検討するとう蝕や歯周病のリスクが高い選手もおり、口腔への関心を向上させる必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、女性アスリートの口腔内環境の状態や意識の低さが把握でき、パフォーマンスへの影響だけでなく、咀嚼能力の低下による栄養摂取への懸念も明らかになった。口腔内環境を整えることによる女性アスリートの体調管理方法を検討する上で一助となり得るが、月経周期の影響等について明らかになっていない点が多く、その解明が進むことが期待される。
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