研究課題/領域番号 |
19K11502
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐々木 一茂 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00451849)
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研究分担者 |
武本 歩未 日本女子大学, 家政学部, 助教 (70631993)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 体組成 / 体水分量 / 筋厚 / 身体活動 / 低体重 / 重回帰分析 / 若齢女性 / 身体活動量 / 生体電気インピーダンス法 / 体脂肪率 / 運動習慣 / 人体形状 / 相同モデル / 生体電気インピーダンス / 超音波 / 骨格筋 / ボディイメージ / むくみ / 三次元人体計測 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、運動やトレーニングが若齢女性の体型に及ぼす効果を明らかにすることを目的として、運動習慣の有無による体型の違いや、筋力トレーニング実施前後における体型の変化について検討する。体型の違いや変化はテープメジャー(巻尺)を用いた手計測と赤外線を用いた三次元計測を併用して明らかにする。また、運動の継続が体力向上以外の効果(痩せ願望が減少する、体脂肪量が減少する、脚がむくみにくくなる、など)をもたらすかどうかについても検討する。
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研究成果の概要 |
本研究では、若齢女性の運動・トレーニングが体型、体組成、ボディイメージなどに及ぼす効果を明らかにすることを目的とした。一連の研究結果より、日常生活において座っている時間が短い者や運動習慣を有する者は、そうでない者に比べて上半身がスリムである一方で太ももの筋肉がよく発達しており、下肢の水分バランスも良好である(細胞外液比が低い)ことがわかった。また、運動習慣のない若齢女性でも自らの体重を負荷とする3か月程度の筋力トレーニングを実施することで、太ももの筋肉量や下肢の水分バランスを改善できることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
若齢女性には、低体重者の割合が多く、運動習慣を有する者が少ないことが知られている。この原因として、若齢女性の多くは健康であり、生活に支障をきたすほどには体力が低下していないため、運動の意義・恩恵を感じにくいことが考えられる。そこで本研究では、若齢女性にとって関心の高い体型や体組成などを中心に、幅広く運動やトレーニングが身体にもたらす効果を検討し、その多様性を明らかにすることを目的とした。得られた知見は今後、若齢女性の身体活動量や運動参加機会を増やすための基礎資料となることが期待される。
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