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競泳キックスタートにおける利き脚の前後配置の提案,効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K11505
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関三重大学 (2021-2022)
愛知学院大学 (2019-2020)

研究代表者

水藤 弘吏  三重大学, 教育学部, 准教授 (10513145)

研究分担者 尾関 一将  大阪体育大学, 体育学部, 准教授 (90535113)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード競泳 / スタート姿勢 / 足の組み合わせ / 動作分析 / 筋力 / パワー / トレーニング / 水泳 / 利き脚 / 脚筋力 / 脚筋パワー / スタート
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は,競泳のスタート姿勢を構える際の利き脚の置き場所について検討し,競
技力向上を目指したスタート姿勢を提案することである.競泳短距離種目では競技記録に対してスタートの影響が大きく,スタートの改善が競技記録向上に必須である.現在,競泳ではバックプレート付きのスタート台が採用されており,これを用いたスタートをキックスタートと呼ぶ.キックスタートは脚を前後に開いた状態でスタート姿勢を構えるものの,前後へ開く左右脚の配置について多くの選手が特に根拠なく決めている.本研究では,選手の利き脚を前後に配置した際のスタート動作や力発揮の様子を定量的に示すとともに,利き脚配置の効果について検証する.

研究成果の概要

本研究では競泳キックスタート姿勢について,脚の筋力,あるいはパワーが大きい脚を前後どちらに配置することが望ましいか,運動学的観点からスタートパフォーマンスに及ぼす影響を検討することを目的とした.運動学的特徴として,時間情報,跳び出し速度および角度を分析した.その結果,脚筋力が大きい脚を前方に配置した場合に高い跳び出し速度が獲得された.一方,脚のパワーが大きい脚を前方に配置した場合,跳び出し速度に有意な差はみられなかったものの,15m通過時間が有意に短かった.したがって,脚筋力,あるいはパワーが大きい脚を前方に配置することが高いスタートパフォーマンスを発揮するために望ましい可能性が示唆された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

競泳のキックスタートでは脚を前後に開いた状態でスタート姿勢を構えるものの,前後へ開く左右の脚配置について多くの選手が特に根拠なく決めている状況にある.本研究では左右脚の筋力,あるいはパワーを比較し,大きな筋力,あるいはパワーを持つ脚を前後に配置すべきか検討し,脚筋力,あるいはパワーが大きい脚を前方に配置することが望ましいことを示唆した.この研究成果は,競泳のキックスタートを指導する上での基礎的資料となるとともに,これまで不明確であった脚配置を決定するための有益な知見になるといえる.

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 脚筋力を考慮した競泳キックスタート姿勢における脚の前後配置がスタートパフォーマンスに及ぼす即時的な影響2021

    • 著者名/発表者名
      水藤弘吏,尾関一将
    • 雑誌名

      スポーツパフォーマンス研究

      巻: 13 ページ: 516-526

    • NAID

      120007192005

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 競泳100m種目におけるスタート局面の世代別比較2021

    • 著者名/発表者名
      水藤 弘吏,生田 泰志,尾関 一将,池上 康男
    • 雑誌名

      トレーニング科学

      巻: 33(1) ページ: 41-49

    • NAID

      120007192008

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 競泳競技のリレー種目における引き継ぎスタート方法に関する研究:オーバーステップスタートの台上動作に着目して2021

    • 著者名/発表者名
      佐藤大典、水上拓也、水藤弘吏、白木孝尚、草薙健太、髙橋繁浩
    • 雑誌名

      スポーツパフォーマンス研究

      巻: 13 ページ: 30-39

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 競泳100m種日におけるスタート局面の世代別比較2021

    • 著者名/発表者名
      水藤弘吏、生田泰志、尾関一将、池上康男
    • 雑誌名

      トレーニング科学

      巻: 33 ページ: 41-49

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 跳躍高を考慮した競泳キックスタート姿勢における脚の前後配置がスタートパフォーマンスに及ぼす即時的な影響2022

    • 著者名/発表者名
      尾関一将,水藤弘吏
    • 学会等名
      2022年日本水泳・水中運動学会年次大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 競泳キックスタート姿勢における脚筋パワーを考慮した脚配置がスタートパフォーマンスに及ぼす影響2022

    • 著者名/発表者名
      水藤弘吏,尾関一将
    • 学会等名
      東海体育学会第69回大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 女子自由形短距離種目の呼 吸回数とレースパフォーマ ンスの関係2020

    • 著者名/発表者名
      松波勝,水藤弘吏,府内勇希,田井村明博
    • 学会等名
      日本コーチング学会 第31回学会大会兼第 13回日本体育学会体 育方法専門領域研究 会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 3m飛板飛込におけるロー ラー位置と踏切動作および 飛込高の関係2020

    • 著者名/発表者名
      水藤弘吏
    • 学会等名
      2020年 日本水泳・水中運動学会年次大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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