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遺伝子ドーピングを含めた21世紀におけるアンチ・ドーピング教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K11507
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関日本福祉大学

研究代表者

竹村 瑞穂  日本福祉大学, スポーツ科学部, 准教授 (70634351)

研究分担者 小野 雄大  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 講師(任期付) (60779271)
梶 将徳  早稲田大学, スポーツ科学学術院, その他(招聘研究員) (90824582)
鈴木 康介  日本体育大学, 児童スポーツ教育学部, 助教 (20804727)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 交付 (2022年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードスポーツ / アンチ・ドーピング / アンチ・ドーピング教育 / 遺伝子ドーピング / エンハンスメント / 倫理 / ドーピング / 競技スポーツ / スポーツの価値 / 遺伝子の道徳的地位
研究開始時の研究の概要

本研究は,「遺伝子ドーピングを含めた21世紀におけるアンチ・ドーピング教育プログラムの開発」というテーマの通り,最終的に「遺伝子ドーピングも対象に含めたアンチ・ドーピング教育プログラムの開発」を目的としている. アンチ・ドーピングの意識調査研究については,意識傾向の調査研究にとどまっており,統計学的手法に基づいたドーピングに対する意識尺度が開発されていないことが問題として挙げられる. 本研究は,上述の問題点を踏まえた上で、調査研究(ドーピングに関する意識尺度の開発)と文献研究(ドーピングに関する倫理・哲学的研究)に基き遂行する,実践研究(教育プログラムの開発とその効果の検証)と言い得る.

研究実績の概要

本年度は、アンチ・ドーピング意識の尺度開発、およびそれに基づく21世紀において有効なアンチ・ドーピング教育プログラムの開発に向けた調査研究を進めた。まず第一次調査(予備調査)の分析を行い、各質問項目や因子の一致率を確認し、項目設定の精査を実施した。調査研究における本調査に向けての準備を整えるとともに、遺伝子ドーピングに関する原理的研究も進めた。
遺伝子ドーピングに関しては、これまでの先行研究を精査するとともに、種々の倫理的問題性を改めて顕在化し、倫理・哲学的視点から考察を進めた。当該考察結果に関しては、国際スポーツ哲学会の国際誌に投稿する準備を進めている。
また、アニマルスポーツにおける遺伝子ドーピングの状況も確認し、人が対象の場合と、動物が対象の場合との倫理的問題性の異同についても検討し、考察を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルスの影響で前年度以前から調査研究および分析が滞りがちであったことが影響し、2022年度は予定よりもやや研究の進捗状況に遅れが生じた状況であった。分担研究者とも確認、連携し、確実に研究成果を出すために、一つずつ課題をクリアしていくことに焦点をあて、調査研究および原理的研究を進めている状況である。

今後の研究の推進方策

本年度は、調査研究に関しては、さまざまな競技レベルのアスリートに対して本調査を実施する。大学や各連盟と協力しつつ進めていく。また、当該調査は今年度前期までに行い、分担研究者およびアルバイト雇用者と調査結果の分析を進め、秋学期には論文として研究成果をまとめる予定である。
また、遺伝子ドーピングに関する原理的研究についてはこれまで同様に着実に進め、本年度は原著論文を2本、国際誌に投稿する予定である。
学会発表については、国際的な新型コロナウイルスの社会状況を確認しつつ、国際学会での発表にするか国内学会での発表にするかを判断し、研究の成果・業績として積極的に発信していく。

報告書

(4件)
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2022 2020 2019

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 3件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] ドーピング防止活動2020

    • 著者名/発表者名
      竹村瑞穂
    • 雑誌名

      スポーツ白書2020

      巻: 1 ページ: 256-258

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] Gender Verification Issues in Women’s Competitive Sports: An Ethical Critique of the IAAF DSD Regulation2020

    • 著者名/発表者名
      Mizuho Takemura
    • 雑誌名

      Sport, Ethics and Philosophy

      巻: 14 ページ: 449-460

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] アスリートの身体 ナチュラルとアンナチュラルのはざまで2020

    • 著者名/発表者名
      竹村瑞穂
    • 学会等名
      現代文化人類学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] アスリートの身体-ナチュラルとアンナチュラルのはざまで-2020

    • 著者名/発表者名
      竹村瑞穂
    • 学会等名
      現代文化人類学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] スポーツジェンダー問題からスポーツを哲学する2019

    • 著者名/発表者名
      竹村瑞穂
    • 学会等名
      日本体育学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] スポーツと遺伝子ドーピングを問う 技術の現在から倫理的問題まで2022

    • 著者名/発表者名
      森岡正博、石井哲也、竹村瑞穂
    • 総ページ数
      248
    • 出版者
      晃洋出版
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] スポーツ白書2020(ドーピング防止活動pp.256-258)2020

    • 著者名/発表者名
      竹村瑞穂
    • 総ページ数
      314
    • 出版者
      笹川スポーツ財団
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-12-25  

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