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スキーにおける前十字靭帯損傷リスクを低下させる滑走技術の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K11545
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

吉岡 伸輔  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20512312)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード前十字靭帯損傷 / スリップキャッチ機構 / アルペンスキー / 前十字靭帯 / スキーシミュレーション / バイオメカニクス / シミュレーション / 運動学データ / スキー / 慣性センサ
研究開始時の研究の概要

スキー研究において長く前十字靭帯損傷に関する研究が進められ、その受傷メカニズムが調べられてきた。本研究は、前十字靭帯損傷リスクの低い滑走技術について明らかにすることを目的とする。今回、実際のスキー滑走データと動力学シミュレーションを組み合わせた手法を用いて研究を進める。本研究の特長は2点あり、1点目は一般的にばらつきの激しいスキーの雪上データに対して、独自に開発した動作計測システムを用いてデータを多量に計測することにより頑健な解析を行うこと、2点目は動力学シミュレーションを組み合わせることにより体系的かつ網羅的にスキーヤーの動作変動が膝関節負荷に与える影響を調べることにある。

研究成果の概要

アルペンスキーにおいて前十字靭帯(ACL)損傷は深刻な予後を招くことから、ACL損傷リスクの低い滑走技術について明らかにすることを目的として本研究を実施した。スキー滑走データを取得し、それらとシミュレーションを組み合わせて解析を行った。シミュレーションでは、ACL受傷の主要状況であるスリップ後に再度雪面をキャッチする(スリップキャッチ機構)の場面を設定した。解析の結果、滑走技術の違いによる影響は小さいことが明らかとなった。また、スキー動作の基本特性である、スキーテールの梃子作用およびスキーの雪面保持力が重要な因子であることが示唆された。当研究よりACL損傷防止の困難さが改めて浮き彫りとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

アルペンスキーにおいて前十字靭帯(ACL)損傷のリスクが、スキー動作の基本特性(長い板を足部に固定して、雪面をグリップして滑走するという性質)と密接に関連していること、および、スキー技能やスキー板種別の差異の影響が小さいことが示された点に学術的意義がある。一方、実践的(社会的)な観点では、スキー指導においても格闘技の受け身技に類する技能を学習初期に基本技能として学習することが重要かもしれないことが示された点が重要と言える。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] アルペンスキーにおける中上級者のターン制御方略の差異2021

    • 著者名/発表者名
      原田将寛,吉岡伸輔
    • 学会等名
      東京体育学会 第12回学会大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 性センサおよびウェアラブルカメラを用いたスキー動作およびスキー板の挙動計測2020

    • 著者名/発表者名
      吉岡伸輔
    • 学会等名
      第64回システム制御情報学会研究発表講演会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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