研究課題/領域番号 |
19K11575
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
|
研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
鉄口 宗弘 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70397793)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | ActiGraph / 体力 / 身体活動量 / 睡眠 / 小児 / 児童 / 生徒 / 睡眠効率 / 運動負荷試験 / 小学生児童 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、ActiGraphを用いて,児童および生徒の睡眠の質(睡眠効率)と身体活動量および体力との関係について検討することを目的とする。すなわち,①日本の児童・生徒におけるActiGraphの精度の検証について,②児童・生徒の睡眠と身体活動量との関係についてを,それぞれ検討することにより,小・中学校の子どもの睡眠の質と身体活動量等との関係について明らかにし,小児における健全な発育・発達特に睡眠の質的指導の改善が身体活動量や体力に影響を与えることを検証することにより,健全な発育につながる睡眠についての考え方や児童・生徒の保健指導に応用できるものと考える。
|
研究成果の概要 |
本研究の目的は、3軸加速度計であるActiGraphを用いて児童および生徒の睡眠の質と身体活動量および体力との関係について検討することである。本研究の実施期間中には、新型コロナウイルス感染症等の影響により研究の遂行が困難であったが、小学生児童において以下の知見を得た。 対象児童の身体活動量および睡眠状況ともに平日と休日との乖離が認められ,改善を促す必要性が示唆された。睡眠状況と身体活動量との関係について検討したところ、ベッド内時間ではなく実際の睡眠時間と中高強度の身体活動時間との間に有意な正の相関関係が認められ、日常の身体活動が睡眠の質に影響を及ぼすことが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの身体活動量について世界保健機関(2022)は、中高強度身体活動を1日少なくとも60分以上を推奨している。わが国においても「アクティブ・チャイルド60min」にて同様の推奨値が指示されている。本研究は子どもの身体活動量、特に中高強度身体活動時間を示した点において有意義であると判断される。 また、中高強度身体活動時間とベッド内時間ではなく実際の睡眠時間と関係があり、日常の身体活動が睡眠の質に影響を及ぼすといった知見を得られたことは、学術的に意義のあるものと考えられる。
|