研究課題/領域番号 |
19K11576
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
中田 大貴 奈良女子大学, 工学系, 教授 (40571732)
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研究分担者 |
紙上 敬太 中京大学, 教養教育研究院, 准教授 (20508254)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 子ども / 脳波 / 事象関連電位 / 体性感覚 / NIRS / 運動イメージ / 両足連続跳び越し / 立ち幅跳び / 誘発電位 / 運動学習 / 脳 / 発育発達 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では小学生の器械体操(マット運動)を対象とし、脳波事象関連電位や誘発電位を「運動学習能力の脳神経科学的バイオマーカー」として捉え、運動パフォーマンスと脳波事象関連電位や誘発電位との関連性(横断的研究)、トレーニングによって生じる運動学習能力の変化と脳神経活動の可塑的変化の関連性(縦断的研究)、運動学習過程で生じる子どもの運動イメージ形成能力に関わる脳血流動態と運動パフォーマンスとの関連を解析する。
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研究成果の概要 |
子どもの運動学習の機序を明らかにすることは、体育・スポーツ科学の研究分野にとって重要な課題である。「なぜ動作がうまくできないのか」という根本的な問いに関し、脳神経科学的アプローチによってその答えを探ることを目的とする。本研究では小学生の器械体操を主な対象とし、脳活動動態を「運動学習能力の脳神経科学的バイオマーカー」として捉え、運動パフォーマンスとの関連を明らかにする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、子どもの運動パフォーマンスと認知機能との関係性について、特に有酸素能力に着目し、認知機能との関係性について報告がされはじめている。その中では、有酸素能力が高い子どもほど、認知機能が高いことが報告されている。しかし、実際の子どもの運動パフォーマンスと運動イメージ形成能力等に関する研究はほぼ皆無であり、推測の域を出ない。「運動が苦手な子はなぜ動作がうまくできないのか」「うまくできるためにはどうしたら良いのか」という脳内メカニズムの解明は、体育・スポーツ科学分野において非常に重要な研究テーマであり、その解決は重要な命題であると言える。
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