研究課題/領域番号 |
19K11582
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
佐藤 玲子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (00255960)
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研究分担者 |
上原 美子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (10708473)
関 美雪 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (40299847)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 地域在住高齢者 / 転倒予防 / 足部 / 足趾 / セルフケア / 身体バランス / 高齢者の転倒予防 / 足のセフルケア / 足指の運動 / 身体重心のバランス / 足の体操 / 身体重心の動揺点 / 足のセルフケア / 足部の重心動揺点 / 足部のセルフケア / 足指の可動域 / 足指の筋力 / 足底部のバランス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、地域在住高齢者に椅子に座ってできる足指の運動プログラムの提供やセルフケアの継続を行い、足の筋力や足底部バランスの維持ができることを検証する。研究期間は3年で、1年目は足セルフケア実施の準備・調査項目の事前実施を行う。2年目は地域在住高齢者の協力を得て、足の清潔ケアと足指運動を行う。3年目は地域在住高齢者に、1回参加者と継続参加者の群間で比較し、高齢期であってもセルフケアの実施で、踏んばる力である足指1指・足の筋力や足底部のバランスが改善されることを検証する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、高齢期の転倒予防を考えるため、地域で生活するセルフケアを自力で行う能力のある高齢者の足部・足趾の運動やケアを行うことによって、身体バランスに寄与し、ひいては身体バランスの安定に近づくことを実証する。 令和5年度は1事例で研究を行った。対象に、足趾・指の開大屈曲、足首周囲・足肢のストレッチを行い、角質除去と保湿による皮膚のケアを行った。足趾4本(2~5指)の筋力は、平常時、椅子に座位の姿勢で、右足趾4.5kg左足趾4.5kg、椅子から立ち上がる際の加重時は、立ち上がる時には、右足趾10.4kg左足趾12.0kg、立ち上がった後、立位では右足趾9.3kg左足趾7.6kgであった。椅子から立ち上がる際は、上体を維持して安定させる筋力が最大に必要であった。学会での報告は、身体の安定性に影響するめまい症状を検討し左右の重心移動が大きいことがわかった(佐藤玲子、関美雪、上原美子、めまいが自覚される時の両足指筋力と立位の安定の検討第4回日本フットケア・足病医学会年次学術集会)。 2024年度は、足部・足趾の検討とともに、血圧・感覚器・皮膚の状態を加味して、地域高齢者の協力を得て実施予定である。課題は、高齢者の身体移動を「椅子からの立ち上がり動作」として生活の中にある動作を設定して分析を行っているが、高齢者の身体環境として循環器の評価や、めまい、既往症、内服薬なども収集して検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナ感染症対策により、研究対象として高齢者を募ることが難しい。新型コロナ感染症は、第5類へと感染症分類が変更されたものの、依然として感染者が身近に発生する。このため、感染予防対策を十分に行って、今年度取り組む予定である。
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今後の研究の推進方策 |
研究協力者を募るため、研究の実施に当たり、研究倫理委員会への申請・許可を得て実施する。運動プログラムの実施・測定について倫理・安全を確保して実施する。2025年初めに研究をまとめ、論文や報告を行う予定である。
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