研究課題/領域番号 |
19K11599
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
山本 直史 愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (40552386)
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研究分担者 |
浅井 英典 愛媛大学, 社会共創学部, 特命教授 (50175824)
萩 裕美子 東海大学, 体育学部, 教授 (20237902)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 下肢筋力 / 就労 / 高齢者 / スマートフォン / 身体活動プログラム / 体力測定 / 運動教室 / 簡易介入 / 行動変容 / 体力 / 身体活動 |
研究開始時の研究の概要 |
【仮説1】特定の仕事で必要される体力・身体活動水準が明らかになれば,自身の体力との対比から就労を躊躇しなくなる(就労が促進される),【仮説2】体力水準の低下を抑制することによって就労の期間が延長される(就労を中止しにくくなる)の2つの仮説を設定する.その上で,シルバー人材センターをフィールドとして,1)提供される種々の仕事を実施している者の体力・身体活動水準を明らかにする,2)体力に関する認知的アプローチによる就労促進の影響を検討する,3)体力と就労の中止との関連を縦断研究によって明らかにする,4)センターにおいて体力・身体活動促進介入を導入するための実現可能性について検討する.
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研究成果の概要 |
本研究で得られた研究成果は主に以下の3つである。1.シルバー人材センターをフィールドとして、高齢者が実施している仕事の身体活動水準を加速度計を用いて客観的に評価した。2.縦断研究のデザインを用いて、下肢筋力が高い者ほど就労を継続する(センターを退会しない)ことを明らかにした。3.スマートフォンを用いた下肢筋力の測定法を開発し、その妥当性と信頼性を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の遂行によって、高齢者への就労促進に向けた身体活動・体力科学的な基礎資料を得ることができたものと思われる。また、開発した下肢筋力の測定法は、フィールドにおいて誰でも、どこででも簡便にかつ対象者に過度な負担を与えることなく実施可能である。本法を用いた「下肢筋力評価によって身体的な気づきを与えて行動を促すこと」を様々な場所・場面で展開していくことを今後の課題としたい。
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