研究課題/領域番号 |
19K11608
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 早稲田大学 (2019, 2023) 慶應義塾大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
塩田 琴美 早稲田大学, 地域・地域間研究機構, その他(招聘研究員) (50453486)
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研究分担者 |
徳井 亜加根 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 学院(研究所併任), 義肢装具士 (30627683)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 発達障害 / 視覚運動協応 / 特別支援教員 / 視線行動 / 立体認知 |
研究開始時の研究の概要 |
発達障害の児童・生徒は、動作時に「ぎこちない」、「不器用」とも表現されやすく、教育現場においても発達障害の診断を受けた児童・生徒の姿勢や体の動きが課題にあげられることが多い。海外の研究において、発達障害者が特有の眼球運動を示すことも明らかになってきており、発達障害者の動作時における問題は身体の機能的な問題だけでなく、動作や立体認知が入力される視覚情報処理の段階で、健常者と異なる捉え方をしているのではないかと考えた。そのため、本研究課題では、静的場面、動作場面および立体認知の3つの条件での視線行動について分析をし、発達障害者と健常者における視線行動の違いについて明らかにする。
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研究成果の概要 |
発達障害児・者の動作については、「不器用」や「ぎこちない」動きと表現され、発達障害の診断を受けた児童・生徒の姿勢や体の動きが課題にあげられることが多い。そのため、本研究課題では、発達障害者の視覚‐運動協応に着目し、「発達障害児・者が動作や立体を認知するための視線行動の特性」について明らかにすることを目的として行った。健常者では、動作時に指標を認識してから、手が指標に到達するまで視線はボールの位置に留まっているという反応が共通してみられた。しかし、発達障害者では個々に異なる視線行動がみられることがわかった。今後さらに、発達障害児の視覚-運動協応のメカニズムについて解明していくことが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障害児・者の動作については、「不器用」や「ぎこちない」動きと表現され、体育などでの教育現場やスポーツ場面において、発達障害の診断を受けた児童・生徒の姿勢や体の動きが課題にあげられることが多い。そのため、本研究結果は、発達障害児・者の身体運動の課題解決のみならず、学校教育の場やスポーツ指導の場など指導に悩んでいる指導者に対して、本研究結果は応用可能であり、意義深いものであると考えられる。
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