研究課題/領域番号 |
19K11628
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
津田 龍佑 金沢医科大学, 一般教育機構, 准教授 (80466648)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 体力・運動能力 / 教科体育 / ボール運動 / サッカー / 学校体育 / ボールゲーム / 体力づくり / 身体活動量 / 意欲 / 小学校 |
研究開始時の研究の概要 |
2017年3月に告示された新学習指導要領における現行学習指導要領の成果と課題をみると,子どもの体力低下に歯止めがかかったものの,体力水準の高かった1985年と比較すると依然として低い状況にある.このことを踏まえて,教科体育では体つくり運動以外の領域においても,学習した結果として体力向上を図ることが求められている.また,日本学術会議の提言(2017)によれば,子どもの動きの獲得に重要な時期を過ごす小学校における体育の指導内容及び指導方法の改善を求めている.そこで本研究では,体力・運動能力向上を配慮した小学校ボールゲームの指導プログラムを開発し、その有効性を検証することを目的とした.
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研究成果の概要 |
子どもの体力低下問題を踏まえて,教科体育では体つくり運動以外の領域においても,学習した結果として体力向上を図ることが求められている.そこで本研究では,体力・運動能力向上を配慮した小学校ボールゲームの指導プログラムを開発し,その有効性を検証することを目的とした.その結果,同じ少人数のゲームでもコートの広さを工夫することにより体力つくりに対する効果が期待できること(研究課題1),1人あたりのコートの広さが異なるゲームを行わせた結果,いずれの群も児童の関心を損なわずに行うことができるが,1人あたりのコートがの広さが大きいゲームでは方向変換能力が高まることが明らかとなった(研究課題2).
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本学術会議の提言(2017)によれば,子どもの動きの獲得に重要な時期を過ごす小学校における体育の指導内容および指導方法の改善を求めている.現行の体育カリキュラムを見ると,ボール運動の指導の際には,児童が取り組みやすいようにプレイヤーの人数,コートの広さ,用具,プレイ上の制限を工夫した簡易化されたゲームを取り入れることが明記されている(文部科学省,2017).本研究の結果,同じ少人数のゲームでもコートの広さを工夫することにより体力つくりに対する効果が得られることが明らかとなった.本研究の成果は,指導現場における授業づくりのための新しい視点となるものと考えられる.
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