研究課題/領域番号 |
19K11631
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 同志社女子大学 (2021-2022) 大阪体育大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
梅垣 明美 同志社女子大学, 現代社会学部, 教授 (00389660)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | スポーツ倫理 / 規範意識 / フェアプレイ / 共生 / 体育理論 / チームづくり / ASKSモデル / 責任学習モデル / スポーツ倫理学 / スポーツ規範 / スポーツ教育学 / 学校教育 / 体育授業 |
研究開始時の研究の概要 |
ドーピング,暴力,八百長など現代スポーツを取り巻く問題は深刻さを増しており,スポーツ倫理教育プログラムの開発と学校教育への適用が求められている.しかし,昨今行われているスポーツ価値教育には,次の問題が指摘されている.第1に,現代批判されているスポーツマンシップなどの対人倫理に基づくスポーツ規範が教えられていること,第2に,Education 2030で求められる知識,スキル,および,価値観の育成には至っていないことである. 本研究では,これらの問題解決のため,新しいスポーツ規範の創造と,Education 2030で提案されている能力の育成をめざすスポーツ倫理教育プログラムを開発する.
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研究成果の概要 |
ドーピング,暴力,八百長など,現代スポーツを取り巻く問題状況は深刻さを増している.このような中,スポーツ倫理教育プログラムの開発と学校教育への適用が求められている.筆者は,これまで基礎的研究として,定説とは異なるフェアプレイの成立過程を明らかにしてきた.これは,新たなスポーツ規範の可能性を示唆するものであった.また,現代スポーツが抱える諸問題を倫理学的観点から論じ,その問題点と対策を提案してきた. 本研究では,これら一連の成果を発展させ,新たなスポーツ規範に基づくスポーツ倫理教育プグラムを開発し,その効果を検証することを目的とした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代スポーツが抱える諸問題の解決に向けて,昨今,オリンピック・パラリンピック教育を通して,スポーツの価値教育が行われている.しかし,これらは,現代批判されているスポーツマンシップなどの対人倫理に基づくスポーツ規範を教えているというという問題点が認められる.これらの問題解決には,新しいスポーツ規範に基づくスポーツ倫理教育プログラムの開発が必要である. 本研究では,次世代である中学生および高校生を対象としたスポーツ倫理教育プログラムの開発をめざす.そのことを通して,日本人のスポーツにかかわる高潔性を育成するとともに,その高潔性を次世代へと引き継ぐことを可能とする.
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