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サルコペニア予防を目指したビタミンDの骨格筋維持機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K11644
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関富山県立大学

研究代表者

西川 美宇  富山県立大学, 工学部, 助教 (90749805)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードビタミンD / サルコペニア / VDR / CYP27B1 / 骨格筋
研究開始時の研究の概要

本研究は、食品因子でありながら医薬品としてのポテンシャルを持つビタミンDに着目し、運動機能維持に関わるビタミンDの新規作用機序を解明することを目的とする。近年、骨形成作用を有するビタミンDの新規生理作用として「骨格筋機能維持作用」が報告されているが、その分子メカニズムは不明な部分が多い。そこで、本研究では、異なるビタミンDシグナルを欠損した3種の遺伝子改変ラット(①変異型VDR導入、②CYP27B1-ノックアウト(KO)、③VDR-KO)の骨格筋における表現型およびビタミンD応答性を比較解析することで、運動機能維持に重要な新規ビタミンDシグナルを同定する。

研究成果の概要

本研究は、栄養介入によるサルコペニア予防を目指して骨格筋の機能維持に関わるビタミンDの新規作用機序を解明することを目的とした。異なるビタミンDシグナルを欠損した3種の遺伝子改変ラットの骨格筋における表現型を比較することで、骨格筋の機能維持に重要なビタミンDシグナルの同定を試みた。その結果、従来のビタミンD受容体(VDR)を介したシグナルだけでなく、近年報告が相次いでいるVDR非依存的なビタミンDシグナルも骨格筋の機能維持に関与している可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ビタミンDの代表的な生理作用として腸におけるカルシウム吸収促進を介した骨形成作用が挙げられる。そのため活性型ビタミンDは骨粗しょう症治療薬として応用される一方、強すぎるカルシウム作用の為、骨疾患以外への応用は難しい。本研究では、強力なカルシウム作用が知られる既存のビタミンDシグナルとは別のシグナルもまた、骨格筋機能維持に関わる可能性を示した。本研究で得られた知見は作用分離型のビタミンDおよびその製剤の開発に寄与することが期待される。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Effects of vitamin D on development of bone and skeletal muscle in Cyp27b1-KO and Vdr-KO rickets rat models2019

    • 著者名/発表者名
      Kento Hibi, Miyu Nishikawa, Shinich Ikushiro, Toshiyuki Sakaki
    • 学会等名
      ICoFF 2019
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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