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フレイルの悪循環サイクルにおける筋肉量減少とうま味感受性障害についての基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K11647
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関九州歯科大学

研究代表者

中道 敦子  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (20567341)

研究分担者 古株 彰一郎  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (30448899)
石川 由美 (星野由美 / 星野 由美)  大阪歯科大学, 医療保健学部, 准教授 (60457314)
邵 仁浩  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (10285463)
本田 尚郁  九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10840085)
松原 琢磨  九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (00423137)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード骨格筋量減少 / うま味感受性 / フレイルサイクル / 若年女性 / 骨格筋量 / 骨格筋指数 / 食事摂取量 / 体脂肪率 / 隠れ肥満 / 隠れ肥満傾向 / Tas1r1 / 筋肉量 / 体組成 / フレイル / Tas1r3ノックアウトマウス
研究開始時の研究の概要

フレイルでは、骨格筋の衰弱による筋肉量減少、筋力低下、身体活動量低下、食欲低下による低栄養の悪循環サイクルが生じる。本研究では、筋肉量減少が“うま味の感受性障害”につながり、食欲低下・摂取量低下を直接引き起こす可能性に着眼した。Tas1r3 KOマウスを用いた実験では、骨格筋の分解・減少、再生におけるうま味受容体の役割を明らかにする。ヒトへの調査では、若年成人を対象に、骨格筋量・体脂肪量等の体組成およびグルタミン酸ナトリウム水溶液によるうま味感受性検査を行う。これにより、うま味感受性と骨格筋量の相関を明らかにし、骨格筋局所に発現するうま味受容体の骨格筋代謝における役割を検討する。

研究成果の概要

本研究では、うま味感受性と骨格筋量減少の関連を明らかにすることを目的として、若年女性を対象に調査を行った。その結果、骨格筋量が少ない者が4割以上存在したがうま味感受性との関連は確認できなかった。いっぽう、体脂肪率でうま味感受性との関連が示唆された。培養細胞を使用した実験から、骨格筋の分化にうま味物質のイノシン酸が関与することが確認された。今後は高齢者を対象に、骨格筋と体脂肪の両面でうま味感受性との関連を検証する。

研究成果の学術的意義や社会的意義

低栄養の要因である味覚感受性障害を骨格筋量減少との直接の関連から検討する研究は他にない。ヒトの現象でうま味感受性が骨格筋の代謝に影響することが明らかになれば、新たなフレイル予防の試みに繋がる可能性がある。本研究では、若年層における骨格筋減少という新たな問題を明らかにしたが、うま味感受性との関連は確認できなかった。うま味感受性の体組成への影響は各年代の健康課題に資することから引き続き調査を行う。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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