研究課題/領域番号 |
19K11656
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
榎 裕美 愛知淑徳大学, 健康医療科学部, 教授 (90524497)
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研究分担者 |
平野 雅巳 愛知淑徳大学, 健康医療科学部, 准教授 (30580229)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | フレイル / 栄養改善 / 運動機能向上 / 健康関連QOL / 身体機能 / 複合介入 / セルフプログラム / 食品摂取の多様性 / SF-8 / 一般高齢者 / 高齢者 / 介護予防 / 運動器の機能向上 / 運動器 |
研究開始時の研究の概要 |
フレイルは要介護状態の前段階であり、要介護者を増加させないためにフレイル予防は喫緊の課題である。フレイル予防のゴールは骨格筋量とその機能維持であり、骨格筋量、筋力および身体機能は、栄養素としてのたんぱく質摂取量と強い関連がある。しかし、運動や栄養等の複合介入がフレイルの改善に有効であることは報告されているが、市町村で実施されている介護予防事業の方法は、必ずしもエビデンスに基づいた事業が実施されていないのが現状である。本研究の目的は、地域在住のフレイル高齢者を対象とした栄養改善と運動器の機能向上の複合介入セルフプログラムを開発し、栄養改善および運動器の機能向上の効果検証を行うことである。
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研究成果の概要 |
無作為比較試験により、適切な栄養教育と運動・身体活動支援による複合セルフプログラムを3か月間実施した。介入群では、身体活動量と3メッツ以上の中等身体活動量の増加、通常歩行速度が向上した。食品摂取の多様性得点では、登録時に比べ多様な食品を摂取していた。健康関連QOLは、介入により精神的健康度が高い結果を示した。日常生活における身体活動の質的側面が向上したと推察された。適切な栄養教育と運動・身体活動支援による複合セルフプログラムは、有益な介入方法であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
栄養改善を含むエビデンスに基づいた介護予防プログラムの開発は急務であり、介護保険料の抑制に直結する。全国で介護予防事業が実施されているが、介入内容や評価方法は、各自治体により異なり、実際に市町村での介入が要介護(要支援)者の減少や介護費の抑制に貢献できているのかについては、明らかになっていないのが現状である。本研究の実施により、複合介入セルフプログラムの効果が明らかになり、実装に繋げることができる。
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