研究課題/領域番号 |
19K11661
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
矢口 友理 山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (30369285)
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研究分担者 |
嘉山 孝正 山形大学, 医学部, 名誉教授 (50142972)
山下 英俊 山形大学, 医学部, 名誉教授 (90158163)
上野 義之 山形大学, 医学部, 教授 (70282126)
今田 恒夫 山形大学, 医学部, 教授 (60333952)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 内臓脂肪蓄積 / 普通体形 / 食べる速度 / 食品摂取パタン / 内蔵脂肪蓄積 / 性差 / 栄養素 / 食品群 / 正常体重内臓脂肪肥満 / アルコール飲料 / 炭水化物 / 脂質 / 身体活動 / 食事パターン / 食生活 / 摂取 / 食行動 |
研究開始時の研究の概要 |
特定健診受診者約2万人のコホートを対象に、正常体重内臓脂肪肥満の発症および血圧・血糖・血中脂質異常・糖尿病、心疾患等への重大疾患への重症化に関わる食生活要因を①栄養素や食品摂取量、②食事パターンによる食事全体の評価、③食べる速度等の食行動の3つの観点より性差を考慮して横断研究(ベースライン調査解析)と前向きコホート研究(5年後追跡調査解析)より明らかにし、男女それぞれにおける正常体重内臓脂肪肥満発症と重症化予防の栄養指導内容の確立をめざす。
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研究実績の概要 |
山形コホート登録者のうち、Body Mass Indexが18.5以上25.0未満の普通体形者における内臓脂肪蓄積に関連する食生活要因として食べる速度と食品摂取パタンについて横断的に検討した。男性では腹囲径85cm以上、女性90cm以上を内臓脂肪蓄積者とした。 食べる速度との関連については、対象者に食べる速度を「速い」「普通」「遅い」より自己申告してもらい、内臓脂肪蓄積との関連を食習慣やその他の生活習慣を調整したロジスティック回帰分析で検討した。男性では食べる速度が速い群には腹囲径85cm以上の者の割合が高かったが女性ではそのような関連はなかった。さらに、男性の食べる速度が遅い群では食物繊維や魚介類、野菜、きのこ、海藻類などの摂取量が有意に多かったことより、食べる速度が遅いことは食事内容が健康的であることと関連し、内臓脂肪蓄積のリスクを下げる可能性があると考えられた。 食品摂取パタンとの関連については、対象者を食物摂取頻度調査より算出された19種の食品群摂取量より男女それぞれ3つの食品摂取パタンに分類し、男性の食品摂取パタンは「ごはん型」「副食型」「パン、麺類、コーヒー、アルコール飲料型」と名付け、女性では「副食型」「ごはん、パン型」「麺類、牛乳型」と名付けた。食品摂取パタンと内臓脂肪蓄積との関連を検討したところ、男性では「パン、麺類、コーヒー、アルコール飲料型」は「ごはん型」に比べて有意に内臓脂肪蓄積のオッズ比が高かったが、女性では内臓脂肪蓄積に有意に関連する食品摂取パタンはなかった。パンや麺類、コーヒー、飲酒が多い食生活は、BMIで判定される男性普通体形者の内臓脂肪蓄積のリスクを上げる可能性が考えられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
データベース構築に時間がかかり解析着手が遅れたため。
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今後の研究の推進方策 |
解析は順調に進んでいるので、このまま解析を進めていく。同時にディスカッションを重ねて学会発表や論文作成を進める。
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