研究課題/領域番号 |
19K11666
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
加藤 佳子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (30435052)
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研究分担者 |
黒川 通典 摂南大学, 農学部, 教授 (30582324)
黒川 浩美 大阪青山大学, 健康科学部, 准教授 (40867652)
高橋 路子 神戸大学, 医学部附属病院, 特命講師 (70570274)
山本 育子 神戸大学, 医学部附属病院, 管理栄養士 (60540135)
三ヶ尻 礼子 神戸大学, 医学部附属病院, 管理栄養士 (70540136)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 行動変容 / 食習慣 / 食教育 / 専門職支援 / 相談・支援技術 / 動機づけ / 行動科学 / 栄養指導 / スキル / 専門職支援者 / 保健指導 / 家族 / マイルストーン |
研究開始時の研究の概要 |
食習慣は子どもの頃から長年にわたって形成される。そして、一旦形成された食習慣を改善することは容易ではない。そのため専門職支援者(栄養士、教員、保健師)や家族などの支援関係者が連携を図り、エビデンスに基づいた行動科学を活用した食習慣改善支援が必要である。そこで、支援要因を明らかにし食習慣支援促進モデルを構築する。そして行動科学を活用した支援において、専門職支援者の行うべき目標を明確化する。最終的に食習慣改善支援プログラ評価指標や支援材料を作成し、食習慣改善支援促進ツールを開発する。
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研究実績の概要 |
インタビュー調査の結果の分析が終了し、食習慣改善を支援する専門職(専門職支援者)の語りから、食習慣改善支援に関連する要因の確認ができた。つまり20の概念と「相談・支援スキル」と「相談・支援を進めるための知識」の二つのコアカテゴリーが確認された。今後は得られた結果に基づき、食習慣改善支援促進モデルの精緻を行う計画である。 また専門職支援者の行動科学への理解を深めるために作成した支援者用教材を実際に活用し、専門職支援者を対象とした研修を行いその妥当性について検討したところ、一定の評価を得ることができた。 開発した教材は、プリシード・プロシードモデルやトランスセオレティカルモデル(TTM)などの健康政策に活用されている理論モデルを本邦の保健活動に照らし合わせながら開発を進めたものである。しかしながら標準的な質問票が直接保健指導に活用されている割合が、高くないことが明らかとなった。そこでS県の職員を対象としたデータを分析し、標準的な質問票の質問項目とメタボリックシンドローム関連指標、QOLとの関連を分析し、行動科学に沿いながら標準的な質問票を活用することに資する情報の獲得をめざしてデータの分析を行っている。 また糖尿病あるいは肥満症の患者を対象とする臨床領域とも連携をとり、二次予防や三次予防にも踏み込んだ食習慣支援促進モデルの構築、食習慣改善支援プログラム評価指標ならびに食習慣改善支援促進ツールの開発へとつなげる計画である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
これまで検討してきた食習慣支援促進モデルを手掛かりに、作成している食習慣支援促進ツールを活用した研修を保健師や管理栄養士を対象に行い、その妥当性が一定程度、確認できたので。
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今後の研究の推進方策 |
食習慣支援促進モデルを手掛かりに、作成している食習慣支援促進ツールの精緻化するために、管理栄養士等保健指導を行っている専門職を対象に調査を実施する。
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