研究課題/領域番号 |
19K11668
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
上地 広昭 山口大学, 教育学部, 准教授 (60367084)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 健康行動 / 行動変容 / スマートフォン / 身体活動 / 食行動 / 強みの活用 / eHealth / ICT / ポジティブ心理学 / 携帯電話 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,利用者に健康増進に資する行動を積極的にとってもらうための支援や,そのような行動の定着化を目的としたモバイル端末用アプリケーションを開発する.実際の研究においては,a) スマートフォンで利用する身体活動,健康的な食行動,およびストレスマネジメント行動の3つの健康行動を促進させるためのアプリケーションを開発し,b) アプリケーションのモニター実験・本格運用により心身の健康増進介入の有効性を定性的・定量的に評価する.さらに,c) 県内での産官学連携やアプリケーションの無料貸与などを通して、最終的には地域住民の包括的な健康にも貢献する.
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研究成果の概要 |
本研究では,心身の健康増進を目的とした,身体活動,健康的な食行動,および強みの活用の促進を狙うスマートフォン用アプリケーションの効果について検証を行った。対象者は,大学生44名であった.分析の結果,健康的な食行動(食事の採り方および食事制限)が促進され,精神的健康の向上も見られた。また,アプリケーション利用による自律性,有能感,関係性の欲求の充足度も比較的高く評価され,アプリケーション利用率を高く維持することができた(中央値=21.5/30日)。これらの結果から,心身の健康増進に果たす本アプリケーションの有効性の一部が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
定期的な身体活動や健康的な食行動の重要性は広く知られるところであるが、実際にこれらを実践している国民の割合は低い。そこで、本研究では、健康行動変容のためのスマートフォン用アプリケーションを開発し、その効果について検証を行った。アプリケーション内容は行動科学の理論に基づき、利用者が自発的に無理なく健康行動に取り組めるように工夫した。30日間の介入の結果、食行動および心身の健康の改善が認められた。
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