研究課題/領域番号 |
19K11712
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
吉田 英樹 弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (20400145)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ストレス / 近赤外線 / 星状神経節 / 電気刺激 / 有酸素運動 / 等尺性運動 / 運動誘発性疼痛抑制 / 物理療法 / マネジメント |
研究開始時の研究の概要 |
ストレスは、交感神経活動の亢進を主体とした自律神経活動の変調を誘発し、抑うつ傾向や免疫力低下などの様々な健康問題を引き起こすリスクを高める。本研究では、交感神経活動を非侵襲的に抑制可能と期待される非侵襲的な電磁エネルギー(光線、電気刺激など)を活用した物理療法介入がストレスの軽減に貢献し得るか明らかにすることを目的とする。本研究の具体的な検討項目は、①ストレス負荷に伴い亢進した交感神経活動を物理療法介入により即時的に是正可能か、②日常的なストレス暴露下にある人に対して物理療法介入を継続的に実施することで人が受けるストレスの程度を軽減することが可能か、の二点である。
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研究成果の概要 |
本研究では、近赤外線の星状神経節近傍照射を用いたストレスマネジメントの可能性に加えて、電気刺激や各種運動(有酸素運動、等尺性運動)を用いたストレスマネジメントの可能性について検討した。その結果、1)星状神経節への近赤外線照射がストレス軽減に有効である可能性、2)身体への電気刺激がストレス軽減に有効であると同時に、電極貼付数を増やすことでその効果が高まる可能性、3)運動と電気刺激の同時施行により、運動単独の場合よりもストレスが軽減されることに加えて、痛覚閾値の上昇も得られる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1)学術的意義:電磁エネルギー(近赤外線、電気)や運動、さらにはそれらの併用がストレスマネジメントに応用できる可能性を示唆した点。 2)社会的意義:従来、心理療法や薬物療法を主体としてきたストレスマネジメントにおいて、侵襲性の少ない物理療法や運動療法、あるいはそれらの併用による介入の可能性を示したことで、ストレスマネジメントにおける介入の幅を広げた点。
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