配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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研究実績の概要 |
計画された2つのプロジェクトの結果は以下のとおりである。 ①化学療法を受けているがん患者におけるチアミン欠乏についての横断研究 調査の結果、25%程度にチアミン欠乏が確認されている。本研究は現在論文作成中である。来年度に論文発表にまで進めることが出来ると考えられている。がん治療中の患者においてチアミン欠乏の頻度が著しく高いことが判明したので、早急に結果を報告しオンコロジストに対する注意喚起をする予定である。 ②老人ホーム入所中の高齢者におけるチアミン欠乏についての横断研究 調査の結果、5.8%にチアミン欠乏が確認された。いずれの患者においても、ウエルニッケ脳症に特徴的な症状を呈していることは無かった。認知機能が低下している患者では、気が付かないうちにチアミン欠乏に陥っている患者がいることが判明したので、その点に関して注意喚起をしてゆく予定である。本研究の結果は英文誌に掲載された。(Uchida, N., Ishida, M., Sato, I., Yoshioka, A., Takahashi, T., Furuya, D., Ebihara, Y., Ito, H. & Onishi, H. The prevalence of thiamine deficiency among elderly nursing home residents: A cross-sectional study. Journal of General and Family Medicine)
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