研究課題/領域番号 |
19K11725
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
坂野 史明 日本女子大学, 家政学部, 講師 (00373514)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 静脈血栓塞栓症 / 疾患モデル / マウス / 食品機能 |
研究開始時の研究の概要 |
複数のマウスモデルを組み合わせて、静脈血栓塞栓症をはじめとする血栓性・炎症性疾患に対する遺伝子変異と食品成分の影響を解析することで、特に日本人の血栓症の予防、治療法の充実に向けた基盤を構築する。
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研究成果の概要 |
本研究では複数のマウスモデルを用いて静脈血栓塞栓症に及ぼす食品成分の影響を解析した。その結果、n-3系多価不飽和脂肪酸、黒酢および黒酢もろみ末の摂取がマウスの深部静脈血栓症および肺血栓塞栓症の抑制に有効であることが明らかとなった。n-3系多価不飽和脂肪酸の中では、特にエイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸の作用が強く、主に血小板機能の抑制を介して症状を軽減させた。α-リノレン酸は有効性では劣るものの、血液凝固反応に対して特有の抑制活性をもつ可能性が示唆された。黒酢成分は主として凝固機能の抑制を介して症状を軽減させた。黒酢もろみ末の摂取は血小板凝集活性を抑制し、静脈血栓塞栓症状も低下させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
静脈血栓塞栓症の重症化予防に有効な食品成分の働きが明らかとなり、日本人の静脈血栓症予防策の充実につながる成果が得られた。
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