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サルをモデルとした食餌嗜好性と体内時計の相互作用の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K11739
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

横田 伸一  東京大学, 医科学研究所, 助教 (10743239)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード嗜好性 / 給餌性同調 / 体内時計 / 霊長類 / サーカディアンリズム / 食餌嗜好性 / サル
研究開始時の研究の概要

好きなものを食べることの生理的意義は何であろうか。食生活の乱れはバイオロジカルリズムの破綻に繋がり、病気への進展を招く。食餌中のカロリーや糖質が摂食行動を亢進し、体内時計を同調させることが分かってきている。しかし、栄養学的な要素を除く食べ物の味や食感など嗜好特性については、実験小動物で客観的に評価することが難しく、食べ物の嗜好性とリズム障害、健康、疾患との関係は科学的に解明されていない。本研究ではサルを用いることで、ヒトの感覚に類似した食餌の嗜好性の評価を可能にする。サルをモデルとして、食餌の嗜好性と体内時計の相互作用を明らかにし、食べ物の嗜好性そのものが持つ生理学的な意義の解明を目指す。

研究実績の概要

食生活の乱れはバイオロジカルリズムの破綻に繋がり、やがては病気への進展を招く。食餌中のカロリーや糖質が摂食行動を亢進し、体内時計を同調させることが分かってきている。しかし、栄養学的要素を除く食べ物の味や食感など嗜好特性については、実験小動物で客観的に評価することが難しく、食べ物の嗜好性とリズム障害、健康、疾患との関係は科学的に解明されていない。本研究では、サルにおいて概日リズム障害モデルを構築し、ヒトの感覚に類似した食餌の嗜好性が体内時計の同調機構に及ぼす影響を検討する。これまでに、同じ栄養成分で嗜好性のみが異なる給餌刺激条件をサルにおいて確立している。またin vivo環境下において、サルの行動量や体温変動を24時間連続して記録するシステムの構築と、それに並行してサルの顔ヒゲ数本の毛根部から抽出した核酸を用いて、時計遺伝子の発現量をリアルタイムPCRで評価する系も確立した。こうして確立した評価系において、嗜好性の異なる食餌の提示により、体内時計の同調機構に対する影響にどのような違いが生じるかを検討する予定である。しかしながら本年度は、所属研究施設の改築工事等の影響により、行動解析をすることが出来ない状況であったため、将来的な時計遺伝子の比較解析等に役立てるため、本実験に供したリスザル、およびヨザルの全ゲノム解析をかわりに実施した。行動解析を伴う研究計画については、工事関係が完了し次第、順次実施する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

現在、所属研究施設の改築工事等の影響により、行動解析をすることが出来ない状況であったため、大幅に研究計画が遅れている。

今後の研究の推進方策

行動解析については、新しい行動解析装置を導入し、新たな手法で解析する計画である。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] サルをモデルとした食事嗜好性と体内時計の相互作用の解明2021

    • 著者名/発表者名
      横田伸一
    • 雑誌名

      アグリバイオ

      巻: 5(6) ページ: 59-61

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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