研究課題/領域番号 |
19K11803
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
福村 敦 金沢医科大学, 医学部, 助教 (80367466)
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研究分担者 |
堤 幹宏 金沢医科大学, 医学部, 教授 (00155425)
飯田 安保 金沢医科大学, 一般教育機構, 准教授 (10337173)
土島 睦 金沢医科大学, 医学部, 教授 (70197705)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | アルコール性肝障害 / アセトアルデヒド由来終末糖化産物 / AA-AGEs / 終末糖化産物 / アセトアルデヒド / 飲酒 / ALDH2 / 飲酒習慣 |
研究開始時の研究の概要 |
肝臓におけるアルコール (AL) の最初の代謝産物であるアセトアルデヒド (AA) は、AL性肝障害 (alcoholic liver disease: ALD) の発症・進展に大きく関与しているが、常習飲酒者がすべて肝硬変に至るわけではない。 申請者らは、AA由来終末糖化産物 (AA-AGEs) に着目し、ALDH2の遺伝子多型とALの飲み方 (肝臓を休ませることなく朝から晩まで飲酒、夜遅くまで飲酒などの飲酒行動) の積み重ねによりAA-AGEsが蓄積し、ALDの進展に関与しているとの仮説を立てた。本研究の目的は、血清AA-AGEsの測定がALD患者の診療に有益か否かを明らかにすることである。
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研究成果の概要 |
アルコール (AL) 性肝障害 (ALD) 患者73例を対象に、アセトアルデヒド (AA) 由来終末糖化産物 (AA-AGEs) 産生量がALDの発生・進展に関与するか否か、飲酒量 (1日平均または積算飲酒量) とALDH2の遺伝子多型を中心に検討した。積算飲酒量と血清AA-AGEs値に弱い正の相関を認め、AL性肝硬変で他のALDの病型と比べ、血清AA-AGEsが高値を示した。ALDH2の遺伝子型とでは血清、肝組織AA-AGEsに有意差はなかった。以上のことから、AAの増加は必ずしもAA-AGEsの産生に関与することはなく、AA-AGEsがALDの発生・進展に影響する可能性は低いと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回、血清AA-AGEs値が積算飲酒量のマーカーになりうる可能性が示唆された。 慢性AL飼育ラットと異なり、ヒトでは様々な飲食物をその時々に摂取しており、AA-AGEs以外のAGEsの関連についても検討を要すると思われる。
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