研究課題/領域番号 |
19K11870
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60030:統計科学関連
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
松田 眞一 南山大学, 理工学部, 教授 (20209555)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 多重比較 / 分割表 / 遺伝的アルゴリズム / カイ2乗検定 / 対応分析 |
研究開始時の研究の概要 |
分割表(クロス集計表)は2つの分類の関係を見るためにアンケートなどでよく用いられる統計の集計方法である。しかし、その解析である独立性の検定(Peasonのカイ二乗検定など)は分割表全体として2つの分類に関連があるのかないのかの結論を導き出すだけで表の内部構造に対してなんらかの示唆を与えるものではない。内部構造を明らかにする統計的方法を確立し、独立性の検定以外で発展してきた対応分析と組み合わせて包括的な分割表解析手順を構築するのが目標である。
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研究実績の概要 |
本研究は、分割表に多重比較を適用することを主とする研究である。研究目的は大きく分けて2つあり、一つは分割表の併合して行数あるいは列数を減らすことによって生じる複数の分割表の多重比較であり、もう一つは分割表の分解して部分的な分割表を複数用いる際の多重比較である。 本年度は5年目であるが、4年目でコロナによる影響と代表者および共同研究者の配偶者にともに重大な病気による問題があったため、完遂するに至らなかったために、延長申請を行った年である。具体的には下記のように推移した。 分割表の併合に関する研究は2022年度にまとめに入り論文執筆を開始したが完了せず、2023年度も引き続き共同研究者とやりとりを行い、とりあえず完成して英文での投稿のために翻訳を行ったところまで進んだ。しかし、いざ投稿しようと見直していたところ証明に瑕疵が見つかり修正することになった。 一方、分割表の分解に関する研究は、2022年度に完成したプログラムに基づいて研究を続け、その成果を日本品質管理学会で発表するまでに至った。論文化はもう少しさらなる計算を追加してから行う予定であるが、併合の研究を優先させたため止まっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
延長1年目でも完遂しなかったため、遅れている。そのため、もう1年の延長を申請して認められた。この1年で2つの目的を完遂すべく努力する。
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今後の研究の推進方策 |
2つの研究のうち、一方は英文での論文化がほぼ終了しており、証明の修正が終われば投稿予定である。もう一方は基礎的な部分はできたため学会での発表も終えることができた。さらなる研究を元に次年度内での投稿を目指す。
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