研究課題/領域番号 |
19K11892
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
松田 一孝 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (10583627)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | プログラミング言語 / 関数プログラミング / 領域特化言語 / 双方向変換 / プログラム合成 / 可逆計算 / 可逆プログラミング / 線形型システム / 型推論 / 双方向プログラミング |
研究開始時の研究の概要 |
双方向変換は異なる種類の複数データ間の同期を可能とし,プログラミング言語,ソフトウェア工学,データベースなど様々な分野で注目を集めている.言語に基づく双方向変換の実装,すなわち双方向プログラミング言語の研究は双方向変換の基盤技術の一つであり,現在もなお盛んに研究されている.そうした中,双方向変換プログラミング言語の記述性と表現力は重要な課題である.
本研究では,(高階関数プログラミング等の)一方向のプログラミング技術と,双方向のプログラミング技術を融合させることが可能な言語を設計・実装することにより,この課題の解決を目指す.
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研究成果の概要 |
双方向変換は異なる種類の複数データ間の同期を可能にし,プログラミング言語やソフトウェア工学等の様々な分野で注目を集めている. 本プロジェクトでは主に,双方向変換の記述のためのプログラミング言語に関する二つの成果を得た.一つ目は高階関数型部分可逆プログラミング言語のSparclの設計・実装である.この言語では可逆性を保証したまま一方向の処理と可逆な処理を組み合せることが可能であり,結果,辞書式圧縮等をより自然な形で記述することを可能とする.もう一つは双方向変換合成システムSymbitの設計・実装である.このシステムは,通常の一方向プログラムと逆方向の入出力例から双方向プログラムを効果的に合成する.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
双方向変換は,データベースにおけるビュー更新,GUI/Webアプリケーション作成,アンドゥ/リドゥ機能の実装や,相互変換処理の作成等,ソフトウェア開発における様々な応用を持つ.そのためプログラミング言語分野のみならず様々な分野で注目を集めているのは前述の通りである.本プロジェクトの成果は双方向プログラミング言語に関する基盤技術に関わるものであり,変換の記述をより容易にする.このことは,ひいては上記のような双方向変換を利用するソフトウェアの生産性の向上につながる.
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