研究課題/領域番号 |
19K11936
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岡田 和也 東京大学, 情報基盤センター, 特任助教 (10732349)
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研究分担者 |
中村 遼 東京大学, 情報基盤センター, 助教 (90804782)
空閑 洋平 東京大学, 情報基盤センター, 准教授 (90816597)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ネットワーク / 時刻同期 / PTP / ネットワーク運用 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、マイクロ秒精度で同期可能な汎用ネットワークインタフェースカード (NIC) を用いて、パケットへのタイムスタンプ精度を従来のミリ秒精度からマイクロ秒に向上させる汎用ソフトウェア機構の開発、及び高精度なタイムスタンプを活用したネットワーク計測手法の確立を目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究は、マイクロ秒精度で同期可能な汎用ネットワークインタフェースカード (NIC) を用いて、高精度タイムスタンプの活用を目的として実施した. 当該NICを複数用いネットワーク機器を介した処理の遅延について実験と評価を行った.また,商用ISP ネットワーク,全国規模の実験ネットワークに計測サーバを複数設置し,高精度なタイムスタンプを利用したネットワーク品質の計測を実施した.各サーバから 特定サーバへの遅延を計測し, PTP ハードウェアタイムスタンプを用いることでサブマイクロ秒精度でのゆらぎ計測しその特徴を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は,高精度な時刻情報のネットワークでの計測利用における効果を実際の計測を元に明らかにした.また,映像音声といったリアルタイム通信に欠かせない低遅延な通信を,ソフトウェアを用いて実現するための課題を明らかにした.今後,研究の結果明らかになったバッファ,優先制御に関する課題を解決し,ソフトウェアによる柔軟でリアルタイムな通信実現に寄与すると考える.
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