研究課題/領域番号 |
19K11939
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
小俣 昌樹 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (60402088)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | Physiological Computing / 生理心理学 / 体感品質 / ユーザエクスペリエンス推定 / 生体信号 / 動画品質 / 動画視聴 / 疑似拍動 / 容積脈波 / 感情 / 振動パターン / スマートフォン / 情報通知 / 視線追跡 / 皮膚コンダクタンス反応 / 覚せい度 / 注視 / ネットワーキング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,情報機器や情報ネットワークを使用しているユーザの客観的・連続的・無意識的に得られる脳波や脈波などの生体信号から,そのユーザの生理心理的体感品質を推定し,その変量に連動して情報ネットワークのパラメータを制御する『生体信号連動型ネットワーキング(Physiological Networking)』を提案する.これは,Soiciety5.0の計画で提唱されている「人間中心社会」における「必要なサービスを必要なときに必要なだけ提供する」機能へ貢献する.
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,ネットワーク上での情報処理に対するユーザの体感品質をユーザの生体信号から連続的に推定し,その変量に連動してネットワークを制御する『生体信号連動型ネットワーキング』のための基礎的な設計指針を導出することである.そのために,トラフィックの変化を想定した動画品質の変化への視聴者の体感の変化について,視聴者の脳波・脈波・視線などから推定する方法を検証した.研究成果として,生体信号を含めないデータセットよりも生体信号を含めるデータセットの方が,推定精度が高くなることがわかった.また,動画の性質と生体信号を含むデータセットについては,決定係数が0.8以上となることがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,ネットワークの状況やアプリケーションの応答,そして,それらへのユーザの反応や体感が逐次変化する循環の中でコンピュータやネットワークを自動的に制御する技術のための基礎的データになると考える.そして,Soiciety5.0の計画で提唱されている「人間中心社会」における「必要なサービスを必要なときに必要なだけ提供する」機能へ貢献すると考える.
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