研究課題/領域番号 |
19K11945
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
米澤 拓郎 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (90596917)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | スマートシティ / ミドルウェア / アーバンセンシング / ユビキタスコンピューティング / アーバンコンピューティング / PublishSubscribe機構 |
研究開始時の研究の概要 |
今後数千~数十万規模の都市情報源をいかに取捨選択し、データ処理を行うかが重要となる。センサ情報源だけでなくセンサ情報利用主体も移動するため、利用可能な計算機資源は時々刻々と変化する。よって時空間的に超分散した計算機環境を対象とした適応的な資源選択手法が必要となる。本研究では時空間的に分散する都市情報源に対するユーザの興味を、センサの状況とユーザの状況を考慮したスコープとして定義し、動的にPubSubノードの選択と処理を実行可能なPubSubモデルを実現する。更に、本研究では効果的なスコープ定義をパターンとして提供し、ユーザのスコープ定義の負荷を軽減させ、サービス開発の指針として利用可能とする。
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研究成果の概要 |
異なるスマートシティ基盤間を社会状況に応じて動的に接続可能とするプログラマブル・フェデレーション基盤CityFederを実現した.現実世界の問題は都市内に閉じることは稀であり,大規模災害や疫病などが発生した場合は,複数の都市で問題対処にあたる必要があり,スマートシティ間でデータを共有可能とするべきである.CityFederはこの問題を解決するため,ビジュアルプログラミングおよび実行環境であるNode-REDを拡張し,スコープとして定義された社会状況に応じたスマートシティ基盤間のデータ流通を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、個々の都市に閉じたスマートシティプラットフォームではなく、異なるプラットフォームから構成された複数のスマートシティプラットフォームを動的につなぎ、社会課題の解決や住民のQoLを高める多様なサービスの実現につながる。この目的を達成するために、本研究では様々な社会状況を都市間で共通的に自動認識し、それを契機として多様なセンサデータの流通を可能とする仕組みを構築した。またその特徴として、定義・認識可能とした社会状況をパターンおよびカタログ化し、異なる都市で用意に再利用可能とした。これにより、社会のDX化の推進に役立つと考えられる。
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