研究課題/領域番号 |
19K11951
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
榎戸 智也 立正大学, 経営学部, 教授 (10360158)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 情報システム / 情報通信工学 / 計算機システム / 省エネルギー / アルゴリズム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,実サーバを構成するハードウェアの電力消費特性だけでなく,実サーバ内で稼働している複数の仮想マシン上でのソフトウェアの実行も考慮した実サーバの電力消費モデルを提案する.また,応用サービスの信頼性,可用性の向上のためにクラウド・システム内の複数の仮想マシンに多重化されたオブジェクトに対して,システム全体の消費電力量を削減し,かつスループットを向上できる新たな同時実行制御方式を提案する.
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研究成果の概要 |
クラウド・システムは,新たな情報システム基盤として広く利用されている.一方で,システムの大規模化や利用者数とデータ量の増加等に伴い消費電力量の増大が問題となっている.本研究では,データアクセスが主な処理となる応用サービスを対象に実サーバを構成するハードウェアの電力消費特性だけでなく,実サーバ内で稼働しているソフトウェアの実行も考慮した実サーバの電力消費モデルを提案した.また,応用サービスの信頼性,可用性の向上のためにクラウド・システム内の複数の仮想マシンに多重化されたオブジェクトに対して,システム全体の消費電力量を削減し,かつスループットを向上できる新たな同時実行制御方式を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,データアクセスが主な処理となる応用サービスを対象として,実サーバを構成するハードウェアの電力消費特性だけでなく,ソフトウェアの実行も考慮した実サーバの電力消費モデルを提案する点で新規性がある.また,応用サービスの信頼性,可用性の向上のためにクラウド・システム内の複数の仮想マシンに多重化されたオブジェクトに対して,システム全体の消費電力量を削減し,かつスループットを向上できる新たな同時実行制御方式を提案する点でも新規性がある.本研究の成果は,拡張性,信頼性,可用性に優れたクラウド・システムを消費電力量の観点からも有効な情報システム基盤として発展させることができる.
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