研究課題/領域番号 |
19K11955
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
野口 拓 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (00388133)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ネットワーク符号化 / 無線マルチホップネットワーク / アドホックネットワーク / VANET / フラッディング / ブロードキャスト |
研究開始時の研究の概要 |
無線マルチホップネットワークにおける最も基本的な通信形態として,ネットワーク内のすべての端末に同一パケットを一斉配信するフラッディングがある.フラッディングでは,ネットワーク全体にパケットが伝搬するため,ネットワークに多大な負荷を与える.このため,トラヒック削減効果を持つネットワーク符号化技術を用いてフラッディング使用時のネットワーク負荷を低減させる方法が検討されている.本研究では,端末の移動や参加離脱によってネットワークの接続構造が動的に変化する動的無線マルチホップネットワークにおいて,ネットワークの接続構造変化に適応するネットワーク符号化方式を開発する.
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研究成果の概要 |
無線マルチホップネットワークにおいては,同一情報の一斉配信に用いるフラッディングの負荷削減が重要である.このため,トラヒック削減効果を持つネットワーク符号化技術を用いてネットワーク負荷を低減させる方法が検討されている.本研究は,端末の移動や参加離脱によってネットワークの接続構造が動的に変化する動的無線マルチホップネットワークにおいて,ネットワークの接続構造変化に適応するネットワーク符号化手法の開発を行った.計算機シミュレーションを用いて提案手法の性能評価を行い,提案手法は,既存手法と比較して,パケット到達率を悪化させることなく,ネットワーク負荷の点で性能が向上することを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果が持つ学術的意義は,動的無線マルチホップネットワーク接続構造推定を活用した応用技術の創出,および動的無線マルチホップネットワークにおけるネットワーク符号化技術の発展への寄与である.また,本研究の成果の一部は無線マルチホップネットワーク上に構成されている既存IoTシステムにも適用可能であり,既存IoTシステム利用者のユーザ体験向上に資すると考えられる.
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