研究課題/領域番号 |
19K11984
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60080:データベース関連
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研究機関 | 相模女子大学 |
研究代表者 |
今井 さやか 相模女子大学, 学芸学部, 教授 (30332555)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ディジタルライブラリィ / 津波災害 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では津波ディジタルライブラリィのコンテンツと、Webなどで公開されている様々な形で蓄積された津波災害の記録を合わせ、今後の津波防災教育を支援するシステムの構築に向けた検討およびシステム基盤の整備を行う。支援システムでは、過去の災害記録や港湾計画記録の情報提供や防災計画や防災教育コンテンツ制作支援などを行うシステムの構築を目指している。そのために、従来の検索システムのデータ構造を再検討し、様々なタイプのデータを横断的に検索可能な手法の検討を行う。
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研究成果の概要 |
本研究課題では津波ディジタルライブラリィ(TDL)を利用した津波防災教育利用を目的として、地名による過去の津波被害記録一覧表の検索を可能とし、その検索結果から元文献をたどれる検索システムを構築した。インタフェースとしてスマートフォンを使用することで、実際に被害記録のある現地に赴きGPSによる地名でその地の被害記録を調べたり、さらにその被害記録から元の文献を参照したり、関連する文献を参照することでより深く災害について調べたりすることが可能となり、今後の津波防災教育利用に役立つと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後の防災計画や住民への防災教育計画、津波災害に強いまちづくり、港湾計画などの海岸沿岸部のあらゆる事項についても、災害が繰り返し発生することを考えると、東日本大震災の記録だけでなく、過去の記録をも合わせて総合的な判断が必要とされる。このように、東日本大震災に関する分析が進むにつれて、過去の被害記録や防災計画を閲覧することのできるTDLの役割はますます重要になると考えられる。 本申請課題では、TDLだけでなく様々な形で蓄積されていく過去から現在に続く津波災害の記録を、時間や地理的な場所をキーに結び付け、これらの情報を必要とする人へ必要な形で提供する手法を提案している。
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