研究課題/領域番号 |
19K12091
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
古賀 崇了 近畿大学, 産業理工学部, 准教授 (70452828)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 赤外線画像処理 / マルチバンド / 画像認識 / プロジェクタカメラシステム / インタラクション / ナチュラルユーザインターフェイス / 深層学習 / ヒューマンコンピュータインタラクション / ププロジェクタカメラシステム / ヒューマンコンピュータインターフェイス / 光透過性 |
研究開始時の研究の概要 |
水,霧,水蒸気,物体表面の濡れなどの我々の生活空間に遍在するこれらの対象の状態を画像認識技術・赤外線画像処理によって捉える研究や実応用は,その多くが画像検査などの限定された環境下におけるものに留まっている.本申請課題では,赤外線領域におけるマルチスペクトル撮像と深層学習を組み合わせ,前述の対象をより多様な環境下で高精度に画像認識する技術の実現と,多様な環境・目的における応用の実現を目指す.具体的には,水・霧などの透明な物体を媒体とするナチュラルユーザインターフェイスの基盤的技術の確立と,我々の生活空間に溶け込んだ実応用の具現化を目指す.
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研究成果の概要 |
本課題では,我々の生活空間内にある水や霧などを媒体として人とコンピュータシステム間のインタラクションを実現するためのナチュラルユーザーインターフェイスに関連する基盤的な技術の確立に取り組んだ.具体的には,水や霧を検出するための可視光と赤外光を用いたマルチバンド撮像システムの構築,深層学習技術による濡れを伴う物体の認識アルゴリズムの構築およびToFカメラを利用した水深推定手法とインタラクティブアートへの適用と評価を行い,これらの技術の応用可能性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題の遂行により,水や霧を媒体として用いたインタラクティブなコンテンツを作成するための基盤的なシステムや画像処理技術を構築することができた.本課題の研究内容がさらに発展することで,水(液体)・霧(気体)の2形態の流体を利用したインタラクションの新奇な研究を誘発する事が予想される.さらには,空中映像技術やXR技術との融合により,映像表現技術等の分野の研究に対しても大きな波及効果をもたらす事が期待される.
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