研究課題/領域番号 |
19K12119
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61030:知能情報学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
南條 浩輝 京都大学, 学術情報メディアセンター, 准教授 (50388162)
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研究分担者 |
壇辻 正剛 京都橘大学, 国際英語学部, 教授 (10188469)
森 信介 京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (90456773)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 外国語学習 / マルチモーダル情報処理 / 画像キャプショニング / 外国語の産出 / 教育支援 / 自然言語処理 / 画像処理 |
研究開始時の研究の概要 |
深層学習技術の進展に伴い、計算機が高精度に画像・言語のメディア処理を行えるようになってきた。本申請課題は、情報処理技術によって画像と作文・発話を高度に対応付ける基礎技術を研究した上で、それを用いた外国語の産出能力(書く、話す能力)の育成支援を行うシステムの実現を目的とする。これまでに蓄積してきた自然言語処理、機械翻訳、音声認識に関する技術や知見、外国語学習支援、外国語教育に関する技術や知見を発展・拡張・統合することで、外国語産出能力の育成支援のための基盤形成を目指す。具体的には、ある絵を学習者に見せてそれに対して適切な文を産出してもらう課題を考え、産出能力を評価するシステムの実現を目指す。
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研究成果の概要 |
外国語の産出能力育成のための画像処理、言語処理の基礎的な技術の研究を推進した。具体的には、与えられた画像に対して学習者が作文を行う画像描写タスクにおいて、学習者の作文の自動評価を実現するため、以下の研究を実施した。(1)画像、学習者作文、その訂正結果からなる画像描写問題のためのデータセットの構築、(2) 学習者作文の正誤判定、採点、訂正。これらの領域において、重要な知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外国語の自己学習のためのICT教材やシステムは重要である。置かれている状況や見ているものについて述べる能力(言語産出能力)は、外国語によるコミュニケーションにとって重要であるが、発話や作文の自由度の高さから自動評価が困難であった。絵についての作文を自動評価する本研究の試みとその成果は、教師や外国人を必要としない言語産出能力の自己学習の実現にとって重要であり、意義深い。
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