研究課題/領域番号 |
19K12174
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61050:知能ロボティクス関連
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研究機関 | 香川高等専門学校 |
研究代表者 |
篠山 学 香川高等専門学校, 情報工学科, 准教授 (60508232)
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研究分担者 |
松本 和幸 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 准教授 (90509754)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | インタビュー対話 / 発話意図タグ / インタビュー対話コーパス / 付与実験 / 発話意図タグの設計 / 発話意図タグの付与 / タグ付きインタビュー対話コーパス |
研究開始時の研究の概要 |
2019年度は研究代表者はインタビュー対話コーパスを構築し,人の良さを引き出す手法の調査とインタビュー対話ロボットの内部のスロットを設計する.設計が完了したのちに構築したコーパスに研究分担者や研究協力者と共にタグを付与する.付与するタグの設計は研究分担者が年度当初から行う. 2020年度はタグの付与を継続して行うとともに研究代表者がインタビュー対話システムを構築する. 2021年度は構築したインタビュー対話システムと設計したスロットの評価を行う.被験者を募った実証実験を予定しており,インタビュー対話システムによって得られた情報の量と質を定量的に評価する.
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研究成果の概要 |
本研究では,発話意図タグ付きインタビュー対話コーパスの構築を行った.インタビュー対話コーパスはテレビの対談番組から収集した.689回分のインタビュー対話コーパスを収集した.発話意図タグを設計した.第一階層タグ4種類と第二階層タグ14種類の計18種類を定義した.ゲストが 1 名の回の30 回分(14761発話)を対象に,1発話に対し第一階層 1つ,第二階層 1つを付与した.作業者は18歳から24歳の男性10名である.1対話につき3名または5名が付与した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においてインタビュー対話における質問とその回答,相槌,感想を区別したコーパスを構築できた.本コーパスを利用することで,話題毎の質問と回答を対話システムの応答に利用でき,相槌の挿入のタイミングを研究することにもつながる.特に,ユーザの回答として入力した文と構造的に似ている回答発話を検索することができるため,次に相槌を入れるか判定できたり,話題毎の深さなどを判定できたりし,その知見を発表することで対話研究の進展に貢献できる.
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