研究課題/領域番号 |
19K12185
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
田中 良幸 長崎大学, 工学研究科, 准教授 (40336920)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 筋運動感覚 / 仮想現実空間 / 反力負荷パターン / インパクト感 / 筋感覚 / 操縦速度 / 反力負荷 / 生体運動制御メカニズム / 人間機械系 / 拡張現実空間 |
研究開始時の研究の概要 |
筋感覚は抵抗覚と位置覚を含み,骨格筋に備わる固有受容器が把握する筋群の運動情報を基にする知覚能力である.しかしながら,その特性は,比較的ゆっくりとした動作時に限定して測定評価されている.そこで本研究では,筋感覚能力が動作速度に対してどのように影響されるかを測定・解明することを大きな目的とする.そしてさらに,その測定結果を数理モデル化した上で,拡張現実空間において違和感を生じないための反力負荷提示技術の開発を行う.
|
研究成果の概要 |
本研究課題では,素早いボール・ヒッティングなどの高速動作を想定して,手先速度を高めた操縦動作に対応できるパッシブ型の操縦デバイスをメカトロニクスと仮想現実感技術を組合わせて開発した.次に,仮想現実空間と連動して動作するインパクト感提示システムを構築し,ボール・ヒッティング作業における反力負荷パターンに対するインパクト感を測定評価した.そして,速度を高めた操縦動作によるボール・インパクト感の知覚作業では,反力負荷を与えるタイミングが特に重要であることを確認した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
速度を高めた操縦動作によるボール・インパクト感の知覚作業では,反力負荷の継続時間の変化よりもタイミングの変化に対して,敏感に反応することを明らかにすることができた.このことを踏まえて,反力負荷に対する知覚能力の測定・検査や,VRを活用した上肢運動リハビリテーションにおける反力負荷のアレンジに役立つと考える.そしてまた,自動車ステアリングによる運転ドライバー支援システムの設計・評価にも展開できるものと考える.
|