研究課題/領域番号 |
19K12234
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62020:ウェブ情報学およびサービス情報学関連
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
内平 直志 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (30393838)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | デジタル・イノベーション・デザイン / Internet of Things / 人工知能 / サイバーフィジカルシステム / デジタルトランスフォーメーション / ビジネスエコシステム / ビジネスモデルキャンバス / プロジェクトFMEA / デジタルイノベーションデザイン / プロジェクト設計 / 事例データベース / Cyber Physical System / プロジェクトマネジメント / FMEA / Innovation Design / Cyber Physical Systems / Artificial Intelligence / Digital Transformation / Business Model / Business Ecosystem / Service Design / イノベーション・デザイン / 工学的設計手法 / 気づき |
研究開始時の研究の概要 |
IoTやAIなどのCPS技術を活用したイノベーションを実現するシステマティックな方法論が望まれている.本研究では,「CPSを活用したイノベーション」をデザインするための工学的な手法を提案・開発する.具体的には,(1)CPSイノベーションの分析フレームワークと事例データベース構築,(2)CPSイノベーションのシステム設計手法の開発,(3)CPSイノベーションのシステム運用・検証手法の開発,(4)イノベーション・デザイン手法の効用メカニズムのモデル化と評価の理論的枠組みの構築,を行い,「イノベーション・デザイン」というコンセプトを具体化し,その工学的な研究基盤を世界に先駆けて確立する.
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研究成果の概要 |
「デジタル・イノベーション手法」を提案し,様々な事例適用を通じて洗練化・詳細化・拡張を行った.具体的には,「デジタル・イノベーション価値設計手法」「ビジネスエコシステム新規領域展開モデル」「プロジェクトFMEA」「グリーンビジネス向けサービス価値設計手法」などの提案・評価を行った.さらに,事例分析に基づき,デジタル・トランスフォーメーション(DX)を阻害する要因の分析と成功のパターンを抽出するとともに,DXにおけるシステムの「深化プロセス」を示し,深化するための課題と解決方法を提示した.研究成果は,論文・解説記事・書籍で発表するとともに,セミナー,研究会などを通じて,産業界での普及を推進した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IoTやAIなどのデジタル技術の進展と普及は,社会に大きな変革をもたらしたが,企業が実際にイノベーションを実現するのは容易ではない.特に,中堅・中小企業において,イノベーションはハードルが高い.本研究では,デジタル・イノベーションを実現するためのシステマティックな手法「デジタル・イノベーション・デザイン手法」を提案し,中堅・中小企業を含む様々な対象に対して適用・評価した点で社会的意義がある.学術的には,既存のハードウェア,ソフトウェア,ビジネスの設計手法では扱えなかった戦略設計やプロジェクト設計を含む「イノベーション」のプロセス全体を統合的にデザインする手法を提案した点で新規性と貢献がある.
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