研究課題/領域番号 |
19K12256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
松澤 芳昭 青山学院大学, 社会情報学部, 准教授 (40517017)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | プログラミング教育 / 情報システム教育 / 知識構築 / 学習過程分析 / 創発 / Computational Thinking / 協調学習 / 知識創造 |
研究開始時の研究の概要 |
現在,様々な初学者プログラミング学習支援環境の提案が行われているが,個人でのコーディングプロセスを前提として設計されており,学習が学習者間のインタラクションにより創発・創成的に起こるとされる協調学習のプロセスには配慮されていない.本研究では,協調学習支援システムと現代的なWebベースプログラミング環境を組み合わせることで,プログラミングを協調的に学習するWebシステムの構築と評価を行う.具体的には,知識構築の概念に基づく協調学習支援システムKnowledge Forumと,リアルタイムWeb協調プログラミング環境との連携機能を開発し,高等教育現場での実践を通してその教育効果を探究する.
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研究成果の概要 |
本研究では,プログラミングを協調的に学習するWebシステムの開発と評価を行った.コロナ禍を受けて,遠隔プログラミング教育実践を支援するシステム開発に軸足をシフトし研究を行った.主たる成果は,協調的な学習を支援するフルオンラインでのプログラミング実習支援環境の開発,クラウド型Web協調プログラミング環境の開発,オンライン環境での協調的な演習活動を行う授業実践である.ゲーミングによる情報システム学習の実践やその知識構築過程分析の研究といった,様々な研究活動にもつながった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,ネットワークを活用したオンラインでの協調学習およびプログラミング教育の分野に貢献するものである.コロナ禍で自然実験が可能になり,教育実践を行いつつシステム開発を並行して進めたことで,最新のオンライン教育支援環境の開発・実証研究を実施できた.得られた知見は,コロナ禍以降も必要となるネットワークを活用した協調学習およびプログラミング学習支援技術の基礎データを提供するとともに,学習データ分析研究にも寄与するものである.本研究は,学習科学分野の研究者や教育者に利用可能なツールを提供することで,世界の学習環境改善への波及効果も期待できるものである.
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