研究課題/領域番号 |
19K12271
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
安藤 一秋 香川大学, 創造工学部, 教授 (60325321)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Newspaper In Education / Webニュース / 小学校教師 / NIE支援 / 補助教材 / 画像コンテンツ / 教材準備 / 言い換え / NIEワークシート / 推薦 |
研究開始時の研究の概要 |
新聞を教育に活用するNIE(Newspaper in Education)が初等教育機関で実施されている.しかし,新聞には児童にとって読めない漢字や意味のわからない表現があるため,記事を探せない,読んでも理解できない等の実践課題が存在する.また,多忙な教師にとって,授業で使う記事の選定や補助資料などの教材準備は負荷が大きい. 本研究では,NIEを実践する小学校教師の教材準備に関する課題に注目し,NIEに適したニュースの推薦や記事の選択支援,記事を補足するコンテンツの自動収集と提示など,NIE支援における各種基盤技術と,NIE支援システムの構築を目指す.
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研究成果の概要 |
新聞を教育に活用する教育(Newspaper in Education: NIE)が初等教育機関で実施されている.しかし,NIEを実践する小学校教師は,通常の授業準備に加え,教師自身が授業に適した記事を選定したり,難しい表現を言い換えたり,記事内容を補助する教材を探したりするなど,NIEにかかわる教材準備に対する負担が大きい.そこで本研究では,NIEを実践する小学校教師の教材準備に関する負担を軽減するため,NIEに適したニュース記事を推薦するシステムと,教師が選択した記事の内容を補足する画像コンテンツを推薦するシステムを提案する.評価実験結果から提案システムの有効性を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
NIEに関する教材準備の支援環境を構築することで,小学校教師の教材準備に関わる負担を軽減できるだけでなく,未知の教材コンテンツに出会える機会も増やせるため,新しいNIE実践の道を切り開くことができる.また,提案するシステムは,中学,高校の教師でも活用できる.さらに,提案する要素技術は汎用性があるため,児童の記事選択や読解支援,調べ学習支援などのNIE支援への応用だけでなく,NIE以外の教材準備,一般ユーザへのサービスなどに幅広く展開できるといえる.
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