研究課題/領域番号 |
19K12274
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 秋田公立美術大学 |
研究代表者 |
野村 松信 秋田公立美術大学, 美術学部, 教授 (40279534)
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研究分担者 |
須藤 秀紹 近畿大学, 情報学部, 教授 (90352525)
坂本 牧葉 北海道情報大学, 情報メディア学部, 講師 (20622848)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | PBL学習 / エンジニアデザイン教育 / ポートフォリオシステム / エンジニアリングデザイン教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,領域横断型PBL演習授業受講者のための自己診断に基づくフィードバック機能を備えたポートフォリオシステムを構築することである. 受講者が簡単に自身のチームワークについて診断できる機能を備え,自身の成果物やチームワークに対する評価をいつでも確認することができるシステムであり,また講師は,負担を増やすことなく受講者へチームワークに対する評価を含む適切なフィードバックを与えることが可能となる.
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研究成果の概要 |
本研究の当初目的は,領域横断型PBL演習授業受講者のチームワーク評価ためのポートフォリオシステムを構築することであった.しかしながらCovid-19の影響によって当初計画の遂行が困難になったことから,目的をチームワーク評価の理論的な分析にシフトして,分析結果に基づいてチームワーク評価のための数理モデルを構築した.そして構築したモデルを用いて,より良いチームワークが期待できるメンバー構成を導出するシステムを提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本提案課題の学術的な特色は,領域横断型PBL授業の評価を,活動記録や成果物だけではなくチームワークという視点からも行う点にある.一般的なPBL演習授業では,活動に対するフィードバックは,外部からのグループ活動の観察や,提出された成果物などで行われている.しかしながら,エンジニアリングデザイン教育が目指す「自己効力感(self-efficacy)」の育成を考えたとき,このような他者観察(=外部観測)によるフィードバックには限界があると考えられる.本課題で提案する方法は,各メンバーの能力や知識に基づいてチーム構成の質を評価するアプローチを取る点に学術的な意義がある.
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