研究課題/領域番号 |
19K12277
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
坂本 千枝子 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 准教授 (10507867)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 教育用がん登録システム / がん登録実務者 / がん登録用教材 / がん登録 / がん登録教材 / がん登録システム / データ分析 / サマリー |
研究開始時の研究の概要 |
自院のがん登録データがあってもその情報を実際に分析、評価できる施設はまだけっして多いとはいえないため、国や地域のがん情報と自院とを比較できる実務者の育成が必要である。2016年度科研費で作成した登録システムを演習の授業に取り入れるため、FileMaker Pro Advancedを大学の医療情報演習室の10台のパソコンにインストールして、「がん登録システム」を各端末で利用できるようにする。学生はパソコンの端末でがん登録の演習を行い、そのデータはサーバーに蓄積される。蓄積したがん情報を利用して、がん登録実務者を対象に、情報の分析法と得られた結果を評価するための教育法を開発することを目的とする。
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研究成果の概要 |
正確ながん登録とデータを分析・評価できる実務者育成を目的に、演習用電子教材と教育用がん登録システムを開発した。教材は、院内がん登録情報を集約したサマリーを作成した。登録システムは、FileMakerで開発した。 サマリーは、演習結果を元に実務経験に合わせて作成した。 登録システムは、院内がん登録演習用と登録データの集計・分析用の2つの機能を構築した。さらに、登録データの活用法を学ぶために、データの検索・項目別集計及び結果のエクセル出力、統計分析演習用にデータベース内のがん登録情報ダウンロード、自施設の院内がん登録データをアップロードして利用の3補助機能を設けた。演習後、教材の評価と改良を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん対策として院内がん登録を実施していくには、実務者だけではなく、将来がん登録を担う人材育成が必要であり、実務経験に合わせた教材は役立つと考える。また、登録の精度が上がれば、それに伴いデータ活用のできる実務者が望まれる。そこで、院内がん登録演習用と登録データの集計・分析用の2つの機能を構築した。 FileMaker サーバーにVPN接続すれば、ライセンスがなくても他施設の利用者とデータを共有することができる。ライセンスがあれば、FileMakerのソースファイルをダウンロードして、自施設のコンピュータにアップロードして使用でき、好きなようにカスタマイズも出来る。利活用範囲の広さが利点である。
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