研究課題/領域番号 |
19K12278
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 玉川大学 |
研究代表者 |
茅島 路子 玉川大学, 脳科学研究所, 研究員 (80266238)
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研究分担者 |
宇井 美代子 玉川大学, リベラルアーツ学部, 教授 (80400654)
平嶋 宗 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (10238355)
林 雄介 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (70362019)
林 大悟 玉川大学, 文学部, 教授 (10432890)
小田部 進一 関西学院大学, 神学部, 教授 (60407666)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 協調的授業リフレクション / 共有表現 / 再構成型概念マップ / Kit-Build方式概念マップ / 概念マップ / 学習支援 / 主体的・対話的で深い学び / 読解力 / 授業リフレクション / レポート課題 / レポート分析 / Kit-Build概念マップ / 授業実践 / 協調的知識構築 / 成功的教育観 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,「再構成型概念マップ」を中核とする「協調型授業リフレクション」の枠組みと,その支援システムを開発することである.再構成型概念マップでは,教員が学習者に期待する授業理解を授業前に概念マップで表現し,授業後に分解して学習者に提供し,学習者の授業理解を概念マップの形に再構成させる.教員と学習者の概念マップの重畳により,教員が期待する授業理解と学習者の授業理解の差分を可視化できる.この授業理解の差分という同一の情報を教員と学習者が同時に参照することにより教員による授業リフレクションと学習者による授業理解リフレクションとの間に相互作用を促す協調型授業リフレクションの可能性を検討する.
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研究成果の概要 |
これまで別々に行われていた教員による授業リフレクションと学習者による授業理解リフレクションを、「協調的授業リフレクション」として統合することを提案した。この実現に際し、教員と学習者が「共有して表現できる(shared representation)」toolの一つとして「再構成型概念マップ(Kit-Build方式概念マップ)」の有効性を検討した。その結果、再構成型概念マップが検出する教員の授業の達成目標と学習者の授業内容の理解との差分を両者が共有でき、教員側に授業リフレクションと授業改善が、そして、相互に差分に関する質疑応答が生じ、「協調的授業リフレクション」が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、(1)教員と学習者が別々に行っていた授業リフレクションと授業理解リフレクションを統合する新たな「協調的授業リフレクション」を考案した点である。(2)「協調的授業リフレクション」には教員と学習者の共有表現(shared representation)が有効であり、授業内容の内的関係に限定されるが、再構成型概念マップがその一つのツールになることを示した点である。 社会的意義として、(1)教育現場で学習者の授業内容の内的関係理解に基づく授業改善が促進されることが期待される。(2)今後、教員と学習者が協力して授業改善をするといった、より民主的な授業改善システムが実現される可能性を示した。
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