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新規視覚化技術による非相同末端再結合タンパク質モニタリング系の開発とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 19K12325
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分63020:放射線影響関連
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター (2022-2023)
東北医科薬科大学 (2019-2021)

研究代表者

柳原 晃弘  国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 主任研究員 (70423051)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードDNA二重鎖切断 / DNA修復 / ライブセルイメージング / 放射線
研究開始時の研究の概要

電離放射線などによって作られるDNAの二重鎖切断は、DNAの損傷の中で最も重篤なものであり、放射線による細胞死や発がんの要因と考えられている。このDNA切断が細胞内でどのように修復されるのかについて、これまで様々な方法によって研究が行われてきたが、技術的な制約などもありいまだに解明されていないことも多い。本研究では新たな観察手法を開発することで、これまで知ることのできなかった切断修復過程について顕微鏡観察の面から迫る。

研究成果の概要

放射線が作るDNA鎖切断の修復メカニズムの解明は、放射線の生物影響評価や医学利用の観点で重要な課題である。本研究では、修復タンパク質のリアルタイム観察における技術的課題解決のため、従来にない高コントラストを実現する新たな蛍光標識法を開発し、ヒトでの主要な修復経路で働くタンパク質が放射線照射後に細胞内でどのように振る舞うのかを、生きたまま観察することに初めて成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究でリアルタイム観察のための新技術が開発されたことで、DNA鎖切断の修復がヒト細胞内でどのように起こっているのかについて、経時的・空間的な解析が可能となり、修復メカニズム解明に非常に有益なツールをもたらした。修復メカニズムの解明に貢献することで、将来的には放射線の影響評価、放射線治療の効率化、遺伝子治療の精密化等への貢献が期待される。また、この技術は、高いバックグラウンドノイズ等で従来観察が困難な様々な対象物を可視化できる潜在性を有しており、生命科学分野での生細胞内観察全般に新たな可能性を提供する。

報告書

(6件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

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