研究課題/領域番号 |
19K12369
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64010:環境負荷およびリスク評価管理関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
畑 光彦 金沢大学, 地球社会基盤学系, 准教授 (00334756)
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研究分担者 |
古内 正美 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (70165463)
鳥羽 陽 金沢大学, 薬学系, 准教授 (50313680)
藤生 慎 金沢大学, 地球社会基盤学系, 准教授 (90708124)
那須 正夫 大阪大谷大学, 薬学研究科, 教授 (90218040)
池盛 文数 金沢大学, 地球社会基盤学系, 研究協力員 (00773756)
和田 匡司 地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所(環境研究部、食と農の研究部及び水産研究部), その他部局等, 主任研究員 (00413766)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ナノ粒子 / 大気汚染 / エアロゾル / PM0.1 / IoT / 光学式パーティクルカウンタ / 水晶振動子マイクロバランス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の最終目的は「いつ,どこで,どのくらい人はPM0.1にばく露するのか」という問いに答えることである。そのためには,気中ナノ粒子(PM0.1)健康リスクを評価する新しいツール「PM0.1と人間動態の同時多点観測のためのIoTネットワーク」が必要であると考え,この構築に挑戦する。本申請研究は,IoTネットワーク構築を想定したふたつの技術「PM0.1リアルタイムセンサ」と「人間動態モニタ」のうち,前者の開発を目的とするタイとの国際共同研究である。
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研究成果の概要 |
本研究では「IoTネットワーク構築を想定した0.1μm以下の気中ナノ粒子(PM0.1)リアルタイムセンサの開発」を目的として,実用化を想定した光学式パーティクルカウンタの大気ナノ粒子検出性能の検討を行い,ナノ粒子検出率が粒子径のみならず,粒子の種類にも依存して変化することを確認した。本技術に基づくナノ粒子濃度測定法を検討するために様々な環境での実証データが必要であることが判明したため,大気観測実験を継続してデータを蓄積したほか「東アジアナノ粒子国際観測網」と「タイ・ハジャイ市スマートシティ計画」の中でIoTネットワーク構築を含む実証試験のための装置を試作し,アジア各都市で実証データを取得した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のターゲットとして設定した「安価・小型で」「ナノ粒子(PM0.1)を」「オンライン観測する」センサ技術は開始時点には存在せず,終了時点でもまだそのような商品は存在しない。製品の完全な実用化には実証データからに基づく調整が必要であり,いくつか技術的な問題が残されているが,実現すればナノ粒子モニタリングの敷居が下がり「粒子の大きさ」に着目した研究が進むことが期待される。
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