研究課題/領域番号 |
19K12373
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64010:環境負荷およびリスク評価管理関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
角谷 秀樹 摂南大学, 薬学部, 講師 (00581414)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 紫外線吸収剤 |
研究開始時の研究の概要 |
皮膚は我々の身体の内外環境の境界を成しており、様々な物理的・化学的侵襲から我々の身体を守っている。とりわけ、紫外線による皮膚への刺激を軽減するために多くのヒトが日焼け止め等の化粧品を使用している。日焼け止めには紫外線を無害な熱エネルギーに変換する紫外線吸収剤(UVSs)が使われており、近年、その一部が規制されてきている。さらに、UVSsの複合的なヒトの皮膚に対する毒性影響は評価されていないのが現状である。従って、本研究では、UVSsの単独・複合曝露によるアレルギーの誘発・増悪性を包括的に解明することを目的とする。
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研究成果の概要 |
アトピー性皮膚炎の発症機序の環境因子として化粧品や日焼け止めに含まれるUVSsが、アトピー性皮膚炎の増悪化に関与する可能性があると推察した。そこで、本研究では、マウスの即時型、および遅延型皮膚反応に対するUVSsの作用について、皮膚アレルギーモデルマウスを用い、UVSsの皮膚毒性評価の基礎情報の収集を行った。その結果、UVSsにはアレルギー反応を増悪もしくは軽減するものが存在することが示唆した。今後この作用機序を詳細に解析することで化粧品に含まれるUVSsの安全性に関する情報提供になるものと期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、国民の健康に対する予防医学的知見及び学術・医療・衛生行政等の分野への有益な知見の提供が期待でき、現在まで未解明な様々なアレルギー疾患等に対する予防とその治療対策の一助となるものと確信される。さらに、安全で安心、そして魅力的な化粧品/香粧品の創出に結びつくことに期待している。
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