研究課題/領域番号 |
19K12423
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64040:自然共生システム関連
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研究機関 | 広島工業大学 |
研究代表者 |
岡 浩平 広島工業大学, 環境学部, 准教授 (80573253)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | レジリエンス / グリーンインフラ / 絶滅危惧種 / 生息適地 / 災害 / 生態系 / 攪乱 / 震災復興 / 河口生態系 / 底生生物 / 海浜植物 / 大規模攪乱 / 塩生植物 / 生態系評価 / 砂州 / 干潟 |
研究開始時の研究の概要 |
近年の豪雨災害が多発する状況下において、グリーンインフラの活用を進めるには、生態系の回復力(レジリエンス)を最大限に発揮することが重要である。災害により生態系の防災や浄化機能が低下した場合に、どの程度の期間で自立的に回復するのかわかれば、グリーンインフラとして活用しやすく、結果として貴重な生態系も保全される。そこで、本研究では、災害の影響を受けやすい河口生態系を対象にして、2018年7月の西日本豪雨災害からの微地形や動植物、これらのつながりの再生プロセスを評価する。
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研究成果の概要 |
本研究では、河口生態系を中心に、隣接する砂丘や後背湿地、干潟などの攪乱後の動植物の動態をとらえることを目的に実施した。その結果、津波や高潮、豪雨による出水など多様な攪乱を事例として、攪乱に対する耐性(レジスタンス)、さらにはその後の回復(レジリエンス)に関する様々なパターンを検出することができた。また、指標生物の生息適地をモデル化することで、攪乱による地盤高や土壌の変化によって、どのような動植物が回復しうるのか、その予測手法を考案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気候変動により高潮や豪雨などの災害リスクが高まる中、生態系を活用した防災・減災が注目を集めている。そのような中、本研究は、津波や出水などを事例とした攪乱に対する動植物の耐性や回復力を評価・予測することができた。これらの知見は、災害に強い生態系を創出したり、維持管理したりする上で、有益な知見になりうるものである。
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