研究課題/領域番号 |
19K12444
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
尾形 清一 京都大学, エネルギー科学研究科, 准教授 (60622991)
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研究分担者 |
手塚 哲央 京都大学, エネルギー科学研究科, 名誉教授 (60163896)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | プロシューマ / Agrivoltaics / ネットワークシステム / デジタルトランスフォーメーション / エネルギープロシューマ / Enegy as a Service / 再生可能エネルギー / スマートグリッド |
研究開始時の研究の概要 |
パリ協定やSDGs等によって,脱炭素化シナリオとして再エネ大量導入やRE100%が世界的に強く認知されるようになってきた.学術研究としても再エネ大量導入が,人間行動や社会経済システムに与える影響を研究する必要がある。EUやアメリカ等におけるRE大量導入事例では,「RE発電と消費」が一体化するREプロシューマが社会的に顕著になりつつある。そこで,本研究の目的はこのREプロシューマの行動特性を明らかにする.
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研究成果の概要 |
欧米、東南アジアの一部の地域では、エネルギープロシューマがエネルギーシステムのイノベーションに大きな影響を与えている。さらにエネルギープロシューマは、エネルギーデジタル化技術を基盤とする社会システム化は、Community Renewable Energy(CRE)のような地域社会のWell-Being達成を目指す活動と融合しつつある。このような「プロシューマ行動の創発」が、エコロジー的近代化や持続可能な社会構築に向けていかなる意味を持つかや、今後のエネルギーモデルの可能性を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エネルギープロシューマの台頭により、エネルギーインフラも大きく変貌を遂げようとしている。特にエネルギーデジタル化技術によって電力グリッド(配電網)は、もはや電力を供給するだけのパイプ(血管)ではなく社会の情報シグナルを伝搬する「神経網」としての機能も担うことになる。また、Agrivoltaicsでは、農業用地の上部に太陽光発電パネルを設置し、農業作物と電力の併産を実施している。これもプロシューマといえる。このようなAgrivoltaicsの社会実装の可能性が飛躍的に増大したのは太陽光パネルの低価格化に加えて、スマート農業などの農業部門のDXとの親和性の高さも背景にあるといえる。
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