研究課題/領域番号 |
19K12548
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
徳久 雅人 鳥取大学, 工学研究科, 講師 (10274557)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 観光振興 / 自動車旅行 / 車載器 / 自然言語処理 / 個人適応 / 音声入力 / 立ち寄り推薦 / 対話 / 走行記録 / 観光地推薦 / エリア限定 / 略称地名検索 / 異表記地名検索 / 車載 / 走行軌跡 / 走行動態 / 自然言語インタフェース / 発話文解析 / 対話処理 / データベース / 自動車旅行支援 / プローブ / 情報推薦 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,自動車旅行において旅行者(ユーザ)に適した情報を提示する車載器の開発である.目標とする車載器は,ユーザの個人情報を,外部には送らず,ユーザの車載器の中にのみ保存する.日常的に,自然言語インタフェースを通じてユーザの行動や感想を聞き取り,個人情報として走行記録と対応させる.旅行中には,個人情報を基に寄り道先やお土産物等をユーザに推薦する.本研究を通じて,走行に関する個人情報の扱い方,他のユーザとの比較ではない情報推薦の方法,ユーザに応じた言葉の解析方法について,新技術の得られることが期待される.自動車旅行のエクスペリエンスの向上により観光振興に寄与することを目指す.
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研究成果の概要 |
本研究では,自動車での旅行体験を向上させる車載器を開発する.ユーザの個人的情報が車載器内のみに留まるので,車載器によるサービスは,運転傾向や旅行先での習慣など,ユーザの詳細な情報が参照可能である.本研究で開発された自然言語インタフェースにより,音声による車載器の操作が容易になった.日常的な事柄が個人的情報から推定されるので,音声入力コストは抑制された.立ち寄り推薦サービスにおいてエリア限定機能が精密に実装された.エリア限定にはユーザの明示的要請だけでなく走行状況および対話で聞き取られた個人的情報も考慮された.旅行記録に基づく実験の結果,エリア限定は92%の推薦シーンにおいて適切と評価された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会的意義:自動車旅行への情報支援技術の開発は,国内旅行で盛んに利用される自動車の体験が改善され観光振興につながる.個人的情報が車載器内のみに蓄積される設計である.外部への情報流出の懸念がない技術の可能性が示された. 学術的意義:車内での音声操作に向けて,正確性および資源性(小型計算機で動作可能)の優れた発話文解析の手法が示された.ユーザによる入力の負担を軽減すべく,個人情報を利用しユーザのことを推定しながらの対話処理が示された.自動車旅行中の立ち寄り推薦において,ユーザ個人だけの情報を用いるルール型コンテンツベースの手法が示された.
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