研究課題/領域番号 |
19K12550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
阿部 昭博 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 教授 (70305291)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ガイドシステム / 来館者行動分析 / マーケティング / 野外ミュージアム / アクションリサーチ / 観光情報学 / ミュージアム支援 |
研究開始時の研究の概要 |
ソーシャルメディア等のデジタル技術の普及にともなって、予算・人材不足に悩む野外ミュージアムにおいても狭義のマーケティングに取り組めるようになったが、価値創造といった広義のマーケティングには議論が及んでいなかった。本研究では、野外ミュージアムの特質を踏まえたデジタルマーケティング手法の開発とその効果的な適用フレームワークの構築を目指す。具体的には、研究者が現場の活動に「介入」しながら現場の課題解決に関する知見を得てゆくアクションリサーチの研究アプローチにより、岩手県内の野外ミュージアムをフィールドとした実践的研究として取り組む。
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研究成果の概要 |
本研究では、野外ミュージアムの特質を踏まえたデジタルマーケティング手法の開発・実践を目的に、設置形態の異なる3つの野外ミュージアムを対象に手法の開発と実践を実施した。まず、広大な敷地をもち見学対象が多様である野外ミュージアムの特質を踏まえ「来訪前の情報収集」と「現地見学」場面でのタッチポイントに絞って、複数デジタル技術の適用を試みた。そして、アクションリサーチによって得られた知見をもとに、デジタルマーケティングを現場に適用する際の効果的なフレームワークの在り方について考察を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまで議論があまり及んでいなかった野外ミュージアムのマーケティングに関して、デジタル技術適用による新たなミュージアム価値創出についての実践的な知見を幾つか示すことができた。これは、野外ミュージアム共通の課題ともいえる「来館者との関係性強化と新たな価値創造」「博物館や文化財の観光資源化の促進」に資するものと考える。
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