研究課題/領域番号 |
19K12554
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
|
研究機関 | 江戸川大学 |
研究代表者 |
土屋 薫 江戸川大学, 社会学部, 教授 (60227428)
|
研究分担者 |
崎本 武志 江戸川大学, 社会学部, 教授 (00468951)
林 香織 江戸川大学, メディアコミュニケーション学部, 准教授 (50458676)
下嶋 聖 東京農業大学, 地域環境科学部, 准教授 (60439883)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 観光資源 / 交流人口 / 持続可能性 / 着地型観光 / マッチング / ホスピタリティ / 空間分布 / クラスタ(凝集性) / 趣味縁 / 世代交代 / 余暇退屈度(LBS) / コミュニティ・ベースド・ツーリズム / 地域バリューチェーン / グリーンコミュニティ / 点パターン解析 / 最近隣解析 / 情報共有 |
研究開始時の研究の概要 |
日本のオープンガーデンは、「自宅の庭を無料で公開する」という一点で共通しているものの、地域によって運営主体や手法、目的が異なっている。そのため、課題の把握と対処の仕方も場当たり的にならざるを得なかった。 本研究の目的は、先進事例から明らかにした日本のオープンガーデンの類型を、主催者の意識と開催地の空間特性というデータに基づいて全国規模で実証することである。これによって、オープンガーデンを持続可能な地域資源として位置づけ、交流人口・関係人口を供給する安定した観光資源の基盤整備を行う。
|
研究成果の概要 |
アンケート調査の結果、オープンガーデンの主催者は、趣味縁を通じたコミュニティの拡がりや深化を求める一方、類型を超えて、趣味を通じて地域へのコミットを求める思いのあることがわかった。 また空間解析の結果、顕著な観光資源を持たないオープンガーデンでは、庭同士の距離が2000m を超えると凝集しないことがわかった。 したがって、着地型観光のモデルとしては、観光を中心とした地域資源との連携・連動の形について、具体的に検討していくことがポイントとなる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本のオープンガーデンは、先進事例から主催者別に3つに類型化できることがわかっており、庭の継続的公開に関する諸課題に対して系統的に対処できる要素として有効性が確認されていたが、データの観点から妥当性と信頼性が十分に検証されていなかった。本研究は、全国のオープンガーデン主催者を対象としたアンケート調査から理論モデルを検証するとともに、空間解析を実施することで、観光を中心とした地域資源との連携・連動のための具体的な分布の指標を導き出した。
|