研究課題/領域番号 |
19K12561
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
片上 敏喜 日本大学, 生物資源科学部, 講師 (50628534)
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研究分担者 |
青木 美紗 奈良女子大学, 生活環境科学系, 講師 (50721594)
上野 秀剛 奈良工業高等専門学校, 情報工学科, 准教授 (70550094)
加賀美 太記 阪南大学, 流通学部, 准教授 (80734087)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 食文化観光 / アクションリサーチ / 地域の食文化 / フードツーリズム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、地域固有の風土に根ざした食文化を対象とした観光活動を「食文化観光」と定義し、以下の課題を明らかにする。 ①食文化を対象とした観光活動を調査し、「食文化観光」を形成するための条件や具体的な方法を明らかにする。 ②観光活動に参加した人々の地域の食に対する意識や行動の変化についてアクションリサーチを用いた調査を行い、「食文化観光」が人びとの生活にもたらす波及効果について明らかにする。
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研究実績の概要 |
近年、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを機に、食文化を対象とした観光が注目されている。食文化は、地域固有の風土に根ざした食材、道具、調理法、食べ方などから構成され、地域の観光資源として機能する。しかし、観光を通して食文化が人々の生活にどのように溶け込み、存続・変遷するのか、という相互作用を明らかにした研究はない。そこで本研究では、食文化を対象とした観光活動を「食文化観光」と定義し、多様な研究視角から分析を試みることを目的としている。 2022年度は、2021年度に引き続いて新型コロナウイルス(COVID-19)感染症蔓延による影響で予定していた調査対象地においての調査が限定されたため、調査を行える範囲で、地域の食文化と観光の関係性等に関する調査を行った。また、地域の食文化と観光に関する文献資料収集等を行うとともに、国内の各地域の食文化を対象とした観光の現状と今後の展開・展望について整理・検討を行った。あわせて、地域の食文化を対象とした観光ツアーのアクションリサーチを行い、ツアーの参加者とツアーで訪問した食の生産者・事業者等を対象にアンケート調査とインタビュー調査を実施した。 また新型コロナウイルス感染症蔓延防止のため、オンライン等を通じて研究代表者・分担者と今後のアクションリサーチに関する研究計画、アンケート調査等についての検討を行い、今後に向けての調査準備を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2020年度から続いている新型コロナウイルス感染症蔓延の影響で、予定していたアクションリサーチを行うことが依然として厳しい状況にはあるが、感染対策を行いながら徐々に実施することができるようになっているため、調査を行い、データを得て取りまとめることができている。また2023年度に向けての調査の実施準備も順調であることから、本研究はおおむね順調に進展していると考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度においては、新型コロナウイルス感染症予防のため、2022年度に実施することを断念した対象地域への調査やアクションリサーチによる食文化観光ツアー等について、感染予防対策を十分に行った上で社会状況を鑑みながら実施し、本研究課題における関連データについて収集・分析する予定である。 またアクションリサーチによって、食文化観光を体験した参加者を中心として、対面・リモート等を通じてヒアリング調査等を行い、共同研究者と分析・考察等を進めていく予定である。
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